不幸自慢する人の心理や対処法!不幸自慢する人はうざいと思われる?

人間関係

やたらと自分の不幸自慢をする人、いますよね?幸せ自慢ならともかく、不幸な話なんて聞きたくないし、羨ましくもない!なのに、どうして得意げに不幸な自慢話をするの?

そんなあなたに必見!不幸自慢する人の特徴や不幸自慢をする心理、対応法をご紹介していきます。

不幸自慢する人に共通する特徴

特徴①現状に不満がある

不幸自慢する人は、現状に満足していない人です。現状に満足していないがゆえに、その原因である過去を引っ張り出してくるのです。そして、過去の不幸話は、自分の力ではどうにもできない「災難」だったというのが特徴。

防ぎようがなく、自分の力ではどうしようもない不幸があったために、自分はこうなった。でも、不幸自慢をする人の心には「そんな不幸を乗り越えた自分は、あなたよりもすごい」という独特な優越感が隠れています。決して悲壮感ではありません。

現状に不満があるのなら変えてゆけばよいのですが、その気力は皆無。職場であれば、一生懸命努力して仕事で上を目指すことはしない、でも一目置かれたい…その結果が不幸自慢になるのです。

特徴②趣味がない

不幸な自慢話をする人は無趣味なのも特徴のひとつ。読書であれ、映画鑑賞であれ、趣味を持っている人は自然と会話の中に出る物です。会話にするネタに乏しいけれどインパクトは欲しい、その結果、不幸な自慢が始まります。

他の人が、映画やドラマの話、旅行の話をしているとき、最初は相づちを打っているけれど途中から無理矢理、自分の不幸自慢の話につなげてしまう人、いますよね?

無趣味とは、低い好奇心のあらわれです。映画の話を聞いても、見たいと思わない。旅行の話を聞いても、行きたいと思わない。それでも会話の中心になりたい気持ちがあるので、自然と不幸自慢に話をつなげてしまうのです。

話すネタはないけれど、おしゃべり好きで群れたがりなのも、不幸自慢する人の特徴です。

特徴③友達がいない

不幸自慢をする人の特徴として、友達がいないことが挙げられます。上辺の友達が沢山いるという人はいるかもしれませんが、そういった友達は面倒くさい話の世話はしてくれません。しつこく話せば、簡単に縁を切られてしまいます。

ですから、話を聞いてくれそうな相手を選ぶのです。内心はどう思っているか知らないけれど、とりあえず黙って聞いてくれる人。反応豊かであれば、なお良し。一対一でも不幸自慢は始まりますが、ギャラリーが多ければ多いほど生き生きと話します。

とても話し好きではあるけれど、好奇心が薄くて話の内容は薄っぺらい。会話豊かな人たちの中では、会話に入れないし中心にもなれない…そこで溜まった「中心で思い切り話したい願望」が爆発するのです。

特徴④何度も繰り返す

同じ話を何度も繰り返す人、いますよね。不幸自慢をする人も、繰り返すのが得意です。もともと、話自体は実話であることがほどんど。ですから、ネタが少なく、必然的に同じ話を繰り返すようになるのです。

同じ話を繰り返される側は「前も聞いたのに…」とウンザリしてしまいますが、実は話している側も「前も話したな…」ということには気付いています。さすがに何度も話すと相手も「またか」と顔に出すので、きまり悪くもなります。

そうなると、以前の話に付随する新しい小話が登場。まったくの嘘ではなくとも、若干のアレンジと誇張が加わるのです。完璧に作り込むほど器用ではなく、「騙してやろう」という悪気もないので、本筋と矛盾が生じることもしばしば。

特徴⑤自分が一番不幸

不幸自慢をする人に、「分かるよ、私もね…」というような相づちを打つと、瞬速で否定されます。「でも、あなたの場合はこうでしょ」「そのくらいなら、私も良かったけど」…そんな経験、ありますよね。

本当に苦労した人の場合、同じ経験をした人と出会うと「そうだよねえ」と盛り上がったりします。分かり合えることが嬉しいからです。不幸自慢をする人にとって欲しいのは、分かり合える人ではありません。

自分の話を聞いてくれる人、自分を話の中心にしてくれる人を求めています。ですから、自分と同じ経験した人には興味がありません。むしろ、自分よりも不幸な話をされると困るので、切り捨ててしまいます。

悪気はなく、自分の立ち位置を守りたいが故の特徴なのです。

不幸自慢するのはなぜ?

理由①話のネタがない

理由のひとつとして、話したいけどネタがないということ。不幸自慢をする人は、基本的におしゃべり好きです。ただ、趣味や夢中になれる何かを持っていないので、他に話のネタがないのです。

夢中になれるものを持っている人は、不幸な出来事にいつまでもしがみついていません。前を向いていますし、好奇心もありますから、明るい話題に興味を持ちますよね。いつまでも不幸自慢にこだわるのは、生活が充実していないからなのです。

不幸自慢をする人は、良い聞き手を欲しがります。つまり、会話というキャッチボールをしたいのではなく、一方的に聞いて欲しいだけ。つかまってしまった方はいい迷惑ですが、迷惑がられているのを感じつつも、話し終わらないと気が済みません。

理由②会話の中心でありたい

不幸自慢をする人に、人気者はいませんよね。どちらかというと、あまり目立たない人が多いのです。行動的・活発な人ではないので、どうしても普段はパッとしません。本人もそれを分かっています。

それでも、たまには会話の中心でありたい。みんなが自分の話に注目している状況を作りたいのです。不幸は、決して自慢できるものではありませんし、本当に不幸ならばかなり落ち込んでいるはず。

不幸自慢する人は、話している間、どこかイキイキとしています。自分が中心でいる時間は、ステージでスポットライトを浴びているのと同じ状況。その姿からは、不幸の欠片も感じません。

他の人が同じような不幸自慢をしようものなら、「私の方が」とヒートアップして、どんどん話が大きくなってしまいます。

理由③優越感

不幸は決して自慢できるものではありません。みんな幸せになりたいので、不幸を羨ましいとは思ませんよね。不幸話をする人が「自慢」しているように聞こえるのは、どこか「こんな経験、したことないでしょ?分からないよね?」という思いがにじみ出ているから。

種類は違いますが、「海外旅行へ行って、日本ではできないこんな体験したの」という自慢と本質はあまり変わらないのです。

「この不幸な経験があったから、今がある」というなら、するべきなのは不幸自慢ではないはず。聞いている側がイヤな気持ちになるのは「経験」のみを誇り、それによって得られたものが何なのかが見えてこないから。

結末のない話を聞くほど、退屈なことはありませんよね。

理由④時間がありすぎる

単純にヒマということも挙げられます。人間、忙しくて時間がないときに過去は振り返りません。例えば電車に乗り遅れそうなとき、「これを逃したら会社に遅刻する!」という場合に、過去の不幸な出来事は思い出しませんよね。

優先順位の上位に「不幸自慢」がくるといういことは、今、その人にとって一番重要なことが「不幸話をする」ということ。

もし、あなた自身、もしくはあなたの身近な人が不幸自慢をするようなら、外に連れ出して、いろいろな初体験をさせましょう。新たな体験は五感を刺激します、とても興奮しますし疲れます。

そうすると、しばらくはそちらの体験が強烈に残るので、不幸自慢もしなくなる可能性があるのです。

理由⑤消化しきれていない

不幸自慢をする人は、どちらかといういと「不幸体験」を誇りにしているように見えるので、現在も不幸を引きずっているような印象はありません。ただ、中には「乗り越えた」ように見えて、乗り越えていない人もいます。

不満や悔しさ、後悔が消えておらず、解消できていないため、人に話すことでモヤモヤを解消している可能性があるのです。

「そんな経験をしたのに、乗り越えてすごいね」と言われるから、乗り越えたフリをしてしまう。でも乗り越えきれていないので、スッキリしない。スッキリしないから、また同じ事を話してしまいます。

いつまでも立ち止まらず歩き出せば、もっと違う景色も見えてきますが、辛い体験を消化しきれていないと、それができません。

不幸自慢する人はうざい?

される側にとっては、うざいですよね。そもそも、不幸な話は聞きたい物ではありません。その話の先に「こういうことを学んだ」という結末でもあれば参考にもなりますが、それもなければ、ただの暗い思い出話です。

不幸自慢する人にとって、「不幸」はひとつのステイタスのようなもの。他の人が体験できない内容であるほど、自慢げに語ります。話をする人は気付いてないでしょうが、不幸を自慢するのは、よく考えると滑稽ですよね。

人生はいろいろ。不幸自慢する人が、他の人よりも多くの事を学んでいるとは限りません。大切なのは「いかに珍しい体験をしているか」ではなく、「経験から何を学んで、得たか」です。不幸自慢する人が体験を通して得たことは、あなたがすでに他の体験から得ている可能性もあるのです。

自慢話が始まって苦痛だなと感じたら、「私が同じ立場だったら、どうしただろう」と、話を聞きながら想像してみましょう。想像するのに、足りない話のパーツがあれば、相手は喜んで話してくれます。もし、あなたと相手の考えが違った場合は「どうして、そうしたの?」と質問してみるのもいいでしょう。

自分とは違った考え方を知ることは面白いですし、学ぶところがあるものです。

不幸自慢する人への対処法

①流す

一番、簡単な方法です。真面目に聞かないけれど、拒絶もしない。あくまでも、きちんと向き合った上で、「ああ、そうですか」というような、気のない返事を繰り返す。

普段はいつものように会話をして、不幸自慢が始まったら流す。よほど鈍い人でない限り、「この人は、この話が聞きたくないんだな」と察します。違う話題になったら、またいつものように会話。

回りくどいようですが、ハッキリ言えない相手っていますよね。あからさまにしなくても、声のトーンを落とすだけで効果はあります。気のない態度の人に話すほど、話しづらいことはありません。

それに加えて、その他の話で会話を盛り上げれば、不幸自慢しなくなる可能性はさらにあがります。

②話をそらす

ちょっと難しいかもしれませんが、不幸自慢が始まったら話題をそらす方法です。話を流すのもキビシイかな…という相手なら、こんな手段もあります。

不幸自慢をする人が、話を始めるタイミングは何となく分かりますよね。「始まるな」と思ったら、間髪入れずに話題をそらしましょう。わざとらしくならないように、普段からいくつかネタを作っておくことをオススメします。

「あ、思い出した!そういえば、これって…」とか、「そういえば、あなたに聞きたいと思ってたんですよ!忘れないうちに…」とか、今思い出しました系のそらし方は使えます。

そしてなにより、相手がイヤな気持ちになりにくいという利点があります。話を半分遮られるような感じなので、モヤモヤはするかもしれませんが怒る可能性は少ないはず。

③はっきり言う

不幸自慢は聞きたくないと、ハッキリ言う。とても勇気がいりますが、確実に不幸自慢は止まります。ただし、機嫌をそこねてしまう確率はダントツ。

この方法を使うときは、言い捨てて逃げるのはやめましょう。それをやってしまうと、関係が崩壊してしまいます。「あなたと話をするのはいい」「不幸な話を何回も聞くのは、こちらもツライ」という二つの点を話すこと。

「あなたの話を聞きたくない」と「あなたの不幸な話を聞くのはツライ」では、だいぶ意味が違いますよね。誤解をされないように気をつけましょう。

「もっと明るい話題で、楽しいあなたの話を聞きたい」という事が伝われば、相手も変わってくれる可能性があります。きちんと丁寧に話すことを心がけてくださいね。

④じっくり最後まで聞く

根気がいりますが、ハッキリ言うにも立場的なものがあって無理!話を流したり、そらしたりする技術はない!という人にはコレが最善かもしれません。

不幸自慢をする人の話は、強調したい部分は細かいのですが、それ以外は大雑把です。二時間ドラマに例えると、クライマックスシーンが一時間ちょっとあるようなイメージ。

普段の会話ならば、踏み込んで聞きづらかったりもしますが、向こうから話し始めるのですから遠慮はいりません。大雑把な部分をガンガンつっこんで聞いてみましょう。不幸自慢する人は、リアクションしてくれる聞き手を好みますが、細かくつっこまれるのは苦手です。

自分のリズムで話したい事を話せないからです。

相手が途中で怒ってくれたらしめたもの。その場はとりあえず謝って、次に不幸自慢が始まったら「私、聞き方下手なんですよ」「前も、怒らせてしまいましたし」と申し訳なさそうに逃げましょう。

なかには、丁寧に話を聞くことで満足してくれる人がいる可能性もありますよ。

⑤連れ出す

これは、不幸自慢する相手と親しい間柄である場合です。とりあえず休みの日に家から引っ張り出しましょう。インドアで外出を渋るなら、首を縦にふるまで誘う。

不幸自慢が始まりそうなら「遠出の話だけど、スケジュールは?まだ?」と催促。スケジュールが決まったら、なるべく、その人が体験したことがないものを計画してみるのです。もちろん、あなたも体験したことがなくてOK。

パラグライダーやダイビング、行ったことがない場所への旅行…新しい体験は、刺激の大きいものです。不幸自慢する気なんて吹っ飛ぶはず。一年に一回、そんな初体験を計画するだけで、話の内容は変わってくるでしょう。

ガイドブックやアルバムを見て笑い合えるようになれば、ステキですよね。

不幸自慢する人の心理や対処法!不幸自慢する人はうざいと思われる?のまとめ

いかがでしたか?不幸自慢する人の特徴や心理、そして対応法。ハッキリと言える相手ばかりなら良いのですが、上司だったり、職場の先輩だったりすると、そうもいきませんよね。

聞く側としては苦痛この上ないことですが、相手のタイプによっては対応次第で不幸自慢をしなくなる可能性もあるのです。色々と試しながら、頑張ってお付き合いしてゆきましょう!

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