普段自分より頭がいいと感じる人はどんな人ですか。頭のいい人は仕事が出来る以外にも、話し方や考え方、さらには知識量や情報処理能力に至るまで、頭の悪い人にはない優れた能力を持っています。頭のいい人の特徴をもとに、頭の良さについて考えてみましょう。
本当に頭のいい人の特徴11選
世の中を見渡すと、自分の想像を超えるほど頭のいい人はいるものです。「頭のいい人」と聞くと偏差値の高い学校を卒業しているとか、大企業に勤めているなど、ステレオタイプなイメージを抱く人も多いことでしょう。
確かに勉強ができるという側面だけを見たら、頭のいい人がそういう環境にいることは多いかもしれません。ただ、この場合の「頭のいい人」というのは、世間一般の人が考えるイメージに当てはまる人であることが多く、必ずしも能力が伴っている人とは言い切れません。
しかし本当に頭のいい人というのは、自分がどこに所属していようとも、その立場に左右されずに高い能力を発揮することができるものです。では世間一般的な意味ではなく、本当に頭のいい人とはどんな人を指すのでしょうか。ここでいくつか、本当に頭のいい人の特徴をご紹介致しましょう。
特徴①本質を見抜くのが早い
頭のいい人というのは、何か情報を受け取った時に、その情報の本質を見抜く能力に長けています。よく頭のいい人と悪い人との考え方の違いを言う時に、「頭のいい人は複雑なことを単純に考えるが、頭の悪い人は単純なことを複雑に考える」と表現したりしますが、頭のいい人は、本質を見抜いて物事をシンプルに考えることが非常に上手です。
特徴②様々な意見やアドバイスを上手く取り入れる
頭のいい人は、視野を広く持つことができる為、周囲の様々な意見やアドバイスに対して耳を傾けることができます。
客観的に考える能力に優れているとも言えますが、とにかく自分だけの考えに固執しないのが彼らの素晴らしいところです。またそうして周囲の意見やアドバイスに対して肯定的に対応できるため、周囲との関係性も良好に保てる傾向があります。
特徴③好奇心が旺盛
頭のいい人は往々にして好奇心が旺盛であるという特徴があります。頭のいい人は発想力という部分で他を圧倒します。しかしそうしたものが生まれる源泉には、この旺盛な好奇心が深く関わっていると言えるでしょう。
彼らは日常生活で色々なことに興味関心を持ち、常に自分の脳内に知識や情報を蓄えています。そういったことが彼らの発想力を育てている部分はきっと多いことでしょう。
しかしながら、頭のいい人のこうした特徴を知って「そうか、自分も好奇心を持てばいいのか」と考えるのは、少し時期尚早かもしれません。何故なら、頭のいい人はそもそも一体どこに面白みを感じているのかという想像力を働かせることもまた、同じように重要だからです。
例えばスポーツを観戦から会社の人間関係との共通項を見出すなど、目の前の出来事から発想を横に展開できるようになれば、物事を見る視点は変わっていきます。そうした視点を養えば、自ずと好奇心は湧いてくることでしょう。
特徴④どんな話でも話せる
頭のいい人は比較的にどんな話にも対応することができます。しかしここで言う「どんな話でも話せる」というのは、何も「世の中に自分の知らないことはない」という意味ではありません。もちろん彼らが持っている会話のネタは豊富なことでしょう。しかし彼らの凄い点はそういうことではありません。
頭のいい人というのは、ボキャブラリーが豊富で、総合的に会話に対する引き出しが多いのです。だからこそ相手と淀みない会話が成立するのでしょう。彼らの聡明さは、そうした細やかな部分からも感じることが出来るのです。会話の内容以上に、彼らの立ち居振る舞いに頭が良くなるヒントが隠されているかもしれません。
特徴⑤理解度によって話し方を変える
頭のいい人は、相手との会話の中で相手の理解度を把握する能力に優れています。人に対する観察力が高いとも言えるでしょうか。例えば仕事上の相談を頭のいい人に持ちかけた場合を考えてみましょう。彼らは静かに話に耳を傾けながら、言葉や文脈など様々な情報を拾い集め、相談した相手の仕事に対する理解度を瞬時に判断します。
そして彼らはそれらの情報を踏まえて、相手が理解しやすいよう言葉を選んで説明することでしょう。頭のいい人はこのように相手の理解度に応じて、自分の話し方を変えられる柔軟さを持ち合わせています。ある意味で相手に対し気遣いが出来る人とも言えるでしょう。
特徴⑥優先順位をつけて行動する
頭のいい人は、物事の取捨選択をしっかりとして、優先順位をつけて行動することを常に心がけています。今現在どういう状況なのかという状況判断能力に優れる彼らは、物事をいわば因数分解するかのように大づかみに仕分けして、全体像を把握してから行動に移します。本質を見抜くことができる彼らであれば、何ら矛盾のない態度と言えるでしょう。
特徴⑦効率的な方法を生み出す
頭の悪い人が何か仕事に取り組むと、目の前のことに精いっぱいで進捗状況や仕事の工数に対する意識が低くなる傾向があります。その結果、不必要な残業が発生してしまうこともしばしばあります。
一方で頭のいい人は仕事をしながら、進捗状況や工数を考慮して、より効率的な方法を生み出すことができるため、その結果無駄なく仕事を完遂することができます。これは頭のいい人の視野の広さや物事の理解度などが優れているからこそ実現できることとも言えましょう。
従って周囲の人間が一朝一夕に、簡単に真似することはできません。しかしながら長時間労働が問題となる現代社会において、彼らのように常に工夫して、効率を上げようとする考え方を持つことは、全てのビジネスパーソンにとって必要な態度と言えるでしょう。
特徴⑧基本を大切にする
頭のいい人は基本をとても大切にします。何故なら頭のいい人は、基本がいかに大切であるか、また基本を疎かにすることがどういうデメリットを生み出すかをよく心得ているからです。ある意味で謙虚な態度とも言えるでしょう。
どんな仕事や習い事でも、長く取り組むほど人は基本を忘れがちです。そしてその結果、思ったような結果が得られないこともあるでしょう。頭のいい人の態度からはそうした、基本の大切さや初心の大切さを学ぶことができます。
特徴⑨失敗した原因を考えて次の成功につなげる
どんなに頭のいい人であっても、やはりそこは人間なのでミスをすることもあります。しかし頭のいい人は、そうした状況でも決してやけを起こさずに、失敗した原因を冷静に考え、次の成功につなげることができます。彼らの聡明さは、何もポジティブな成果の中にだけ認められることではないです。
頭のいい人は失敗や挫折など、ネガティブな経験からも成功に繋がりそうなエッセンスを取り出すことが巧みです。例えば頭の悪い人ならショックで自分を見失うような場面でも、頭のいい人は感情を入れずに客観的に捉え、そうした経験を知識に変えて次の行動へ活用します。むしろ失敗した時こそ、彼らの本領発揮と言っていいかもしれません。
特徴⑩目標やゴールを定める
頭のいい人は目標やゴールを定め、そこから逆算して自分が今やるべきことを決めるという特徴があります。彼らは場当たり的に考えることをせず、計画性を持って未来を組み立てる傾向があります。これは仕事に限ったことではなく、日常生活の様々な場面でも見られる特徴です。
特徴⑥の「優先順位をつけて行動する」にも共通しますが、全体像を把握してから細かいディテールを考えていくということが、いわば彼らの思考スタイルと言えるでしょう。
特徴⑪集中力と記憶力が凄い
頭のいい人は仕事や勉強において、ここぞという場面で高い集中力を発揮します。これを別の視点から見てみると、彼らは集中すべきポイントをよく見極めているとも言えます。繰り返しになりますが、頭のいい人は全体像を把握することが非常に上手いです。
そのため、力を入れるべきポイントもちゃんと心得ているのです。それに加えて、優先順位をつけた行動を取ることもできます。そうした能力があるからこそ、集中すべきところでちゃんと集中することができるとも言えるでしょう。
また、頭のいい人は高い集中力に加えて、高い記憶力も兼ね備えています。上記の特徴③と特徴④で、頭のいい人は好奇心が旺盛で、どんな話でも話せるという特徴があることを紹介しました。彼らの記憶力はそうした好奇心や人との会話の中で培われているのです。
ちなみに人の記憶力というものは、インプットとアウトプットによって鍛えられます。インプットとはすなわち外部から情報を得ることです。そしてアウトプットとは、自分が得た情報を外部に向けて発信することを言います。頭のいい人がどんな話も話せるのは、頭の中で絶えず情報の出し入れを繰り返して、記憶力を鍛えていることも関係しているでしょう。
どんなことを考えている?頭のいい人の考え方
頭のいい人の特徴を知るだけでも、いかに彼らが優れているのかがわかることでしょう。彼らは天才なのではなく、考え方が優れているのです。11個の特徴からも彼らがどんな考え方を持って物事に当たっているのかは、おおよそ見て取れることでしょう。
ここでは更に、頭のいい人の考え方に貫かれている3つのいわば「基本的ルール」をご紹介致します。これらを知るだけでも頭のいい人に近づくことができるので、覚えて実践していきましょう。
考え方①論理的思考をする
頭のいい人になるためには、まず論理的思考を持つことが重要です。論理的思考というのは、簡単に表現するならば、物事を順序立てて考えるという考え方です。一見簡単そうに見える考え方ですが、ビジネスパーソンであっても、なかなか身に付かない人は多いようです。
情緒より理性を優先して考える考え方なので、文系出身者より理系出身者の方が馴染みの深い思考法と言えるでしょう。頭のいい人はこの論理的思考が完璧に身についているため、物事の前後関係を把握した行動を取ることが可能です。またどうしてそうなるのかという疑問に対してもきちんと説明することができます。
先ほど挙げた11個の特徴も、論理的思考があればこそ実現できることがほとんどではないでしょうか。それほど、頭の良さを計るためには基本的かつ重要な考え方と言えるでしょう。
考え方②常に先回りで考える
頭のいい人は常に先回りで物事を考えます。先回りで考えるというのは、例えば仕事の場合に、未来に起こりうる事態を常に想定しているということです。彼らは考え得る全てのパターンを粗方予測して行動できるので、例え不測の事態が起こった時でも、素早く対処することが出来ます。危険察知能力というより、どちらかと言えば類推能力が高いと言えます。
つまり1の出来事から10を想像できるのが彼らの優れている点です。彼らのような考え方を取り入れたい人は、紙にマインドマップを書いてみるといいでしょう。一つのキーワードから枝分かれさせて思いつくことを書いていきます。
例えば仕事の営業先で契約が決まった場合と決まらなかった場合、それぞれの先に待つ次の展開を想像して書き込んでみましょう。そのようにして考える癖をつければ、いつしか物事を先回りで考えられるようになることでしょう。
考え方③型にハマらずポジティブ思考
頭のいい人は先ほども述べたように柔軟な発想をすることができます。彼らの考え方は型にハマらずとても自由でポジティブなものです。常識に対しても「なぜそうなるのか」という疑問を持って、常に新しい方法をいわば楽しめるのが、頭のいい人の凄いところです。そうなると、頭のいい人がネガティブ思考に陥る理由は、ほぼ見当たらないとも言えます。
ネガティブ思考な人からすると羨ましい性格のように思えるかもしれませんが、頭のいい人は決してカラ元気なのではありません。必要ないことをいちいち考えないのです。頭のいい人に近づくためには、彼らの発想の表面だけをなぞるのではなく、その考えに至るプロセスまで想像する習慣をつけることが必要と言えるでしょう。
話が上手い!頭のいい人の話し方
本当に頭のいい人というのは、話し方からもその高い知性が滲み出てくるものです。彼らの話し方を自分で体験してみれば、その心地よさと安心感から、頭のいい人がどうして頭がいいと言われるのか、その理由が実感できることでしょう。
ここでは頭のいい人の話し方の特徴を3つご紹介します。周りにこれらの特徴を違和感なく発揮できる人がもしいたなら、その人はいわゆる頭のいい人であると言えるでしょう。彼らの優れた会話術を、積極的に日常会話に取り入れてみましょう。
話し方①聞き上手で会話の要点をまとめるのが上手い
頭のいい人は自分の話より相手の話を優先し、聞き手に回ることが上手いです。それに加え、相手の話によく耳を傾け、要点をまとめることにも長けているので、コミュニケーションを円滑に進めることができます。
例え相手の話が途中で唐突に別の話題に飛ぶことがあっても、彼らは本筋に誘導することができるので、相手からしてみれば非常に安心感を持てることでしょう。
話し方②相手に合わせた話し方をする
これは特徴⑤でも既に述べたことですが、頭のいい人は相手の理解度に合わせ、柔軟にその話し方を変えることができます。例えば仕事先で、専門用語の替わりに分かりやすい言葉に変換して説明するなど、頭のいい人は機転の効いた話し方ができます。聞き上手であることにも共通したことですが、頭のいい人は気配りができる人です。
話し方③簡潔に話す
頭のいい人の話し方は、その考え方同様に、非常に簡潔でわかりやすいです。結論から先に伝え、そのあとに理由をつけるといった風に、相手が知りたいであろう情報を先に伝えることが非常に上手いのが、彼らの話し方の特徴です。仕事で日々多くの情報をやりとりするビジネスパーソンにとっては必要不可欠な会話術と言えるでしょう。
頭のいい人と悪い人の違い
頭のいい人と頭の悪い人の違いとは、考える方向性にあると言ってよいでしょう。頭の悪い人は頭のいい人と正反対のことを考え、行動してしまうものです。頭の良さというものは、決して先天的に決まるものとは言い切れず、後天的に身に着けた考え方に因るものも多いです。
いくら努力しようとも方向性を間違えていれば、いつまで経っても頭の悪い人のままです。頭を良くしたいのであれば、自分自身と彼らの間にある違いを認識することがその第一歩です。これからご紹介する3つの違いをもとに、頭のいい人の行動規範に自分自身を近づけていきましょう。
違いは論理的に物事を考えているかどうか
頭の悪い人は何に対しても場当たり的で、雰囲気や感情で物事を考える癖があります。物事の前後関係を把握することや未来を類推するというところまで発想が及ばない傾向が強いです。
一方で頭のいい人は、物事の文脈を読み解きながら、前後関係を把握し順序立てて考えることができるので、問題処理能力も非常に優れたものがあります。まとめると頭の悪い人は感情で考え、頭のいい人は理屈で物事を考えるという違いがあると言えるでしょう。
頭のいい人は先に結果を予測して行動
頭のいい人は未来まで視野を広げて行動できます。先の結果を予測できれば、今やるべきこともスリム化できるかもしれません。彼らはそうやって未来を絶えず見据えて無理や無駄のない行動を心がけています。
一方、頭の悪い人は目の前のことで一生懸命になってしまい、先のことまで予測できません。何故だかいつも疲弊しているというのも、頭の悪い人の特徴です。仕事の段取りが悪い人やいつも残業が多い人は、一概には言えませんが、先の見通しや仕事ひとつひとつの見積もりに関して、もしかしたら甘い部分があるのかもしれません。
頭の悪い人はとりあえず行動をしながら考える
繰り返しになりますが、頭の悪い人は場当たり的で感情に任せて行動してしまうので、始めによく考えず見切り発車してしまうことが多々あります。その結果、始めに予期しなかったような想定外の出来事がたびたび起こってしまいます。
頭のいい人から見たら想定内のことなのですが、頭の悪い人は今この瞬間に気を取られる傾向が強いので、一寸先のことまで頭が回りません。彼らはとりあえず行動するということに価値を置くので、考えることがどうしても後回しになりがちになります。
頭のいい人は仕事もできる!
頭のいい人は当然ながら仕事もできます。むしろ仕事を見ればその人が頭のいい人なのかどうかは一目瞭然です。もし今より頭を良くしたいと願うのであれば、身近にいる仕事のできる人をつぶさに観察してみると良いでしょう。彼らには下記に示すような特徴がきっとあることでしょう。
メリハリが効いている
頭のいい人は、「遊ぶときは遊び、働くときは働く」というように、しっかりメリハリをつけて活動します。これまで見てきたように、彼らは仕事において非常にバランスよく立ち振る舞うことができます。
また、メリハリを深堀りするならば、頭のいい人というのは他力を信じることにも長けていると言えるでしょう。例えば、自分がやらなくてもいいことを思い切って周囲の誰かに依頼することができるということです。
会社組織の中で、一人だけでメリハリをつけようとしても、仕事の兼ね合いでそう簡単に上手くいかないこともあるでしょう。しかし、仕事を周りと上手くシェアできれば一人当たりの仕事量は抑えられます。彼らはそういう場面で思い切りよく人に頼むことができるのです。
また、頼んだ相手の負担まで考えが及ぶのが、彼らの素晴らしいところです。そうして、総合的に見て綺麗に収まるようにできるのが、頭のいい人のメリハリの効かせ方と言えるでしょう。
無駄のないプロセス
また、メリハリが効いているからこそ、頭のいい人は無駄なく仕事を完遂することができます。仕事をする上で大切なことはいくつもありますが、その中の一つにコストという概念があります。例えば仕事に掛かる時間的コストやランニングコスト、または生産コストなどです。そういったコストに対する意識も、頭のいい人はしっかりと持っています。
彼らは、どの仕事にどれだけの労力が掛かるといった見積もりを事前に綿密に立てて、実際に実行しながら微調整を行います。ビジネスパーソンとしてまさに理想的とも言える姿ですが、彼らの特徴を鑑みれば、疑問の余地もないことと考えられるでしょう。
視野が広い
頭のいい人は視野が広いです。これも疑問の余地はありません。しかし通常、視野が広いというと、単純に見えている範囲が広いことと言えますが、頭のいい人の視野の広さは少し違います。彼らは自分とは反対の意見を持つ人の考え方にも理解を示すことができますし、人が信じる常識の裏側に何があるのかといった部分にも想像を膨らますことができます。
また、平たく言えば行間を読むというような、人の心情を読み取る能力にも優れているのです。頭のいい人の視野の広さというのは、様々な場面への対応力、いわば守備範囲の広さに通じるものを含むと考えていいでしょう。
知識や情報が豊富なところも魅力的
これまでご紹介してきたように、頭のいい人は魅力的です。仕事ができるというだけでも、惹きつけられる人はきっと多いことでしょう。しかしながら、彼らと何気なく会話をしてみると、その知識や情報の豊富さに驚くことはきっと多いはずです。
彼らは決して受験勉強のように詰め込んで学習したわけではないはずです。そこにおそらく努力は必要ないでしょう。ただほんの少しだけ、当たり前の日常を面白がってみただけかもしれません。ここからは、頭のいい人の世界との関わり方を少しご紹介致します。
自分の興味の無い事でも興味を持てる
頭のいい人は、自分の興味の無いことにも関心を持って接することができます。例えば大ヒットした映画や音楽などであっても、それが必ずしも自分にとって面白いものとは限りません。
しかし頭のいい人というのは、対象となる映画や音楽の内容だけでなく、どうしてそれが世間に受けたのかというところまで見ていたりするものです。興味を持てるポイント探しが上手いとも言えるでしょうか。彼らにはそうした視点があります。
どんなジャンルでも話題を膨らますことができる
頭のいい人はある意味で因数分解が上手いのかもしれません。この場合の因数分解とは一種の比喩ですが、頭のいい人というのは、複雑に見える事柄を共通項同士でまとめて、単純化してとらえることが非常に上手いと言えるでしょう。
例えば国会での政治家の予定調和なやりとりからプロレスを連想するように、頭のいい人はどんなジャンルでも自分の得意なジャンルと掛け合わせて読み解くことができます。だからこそ彼らはどんなジャンルでも話題を膨らますことができます。また同時に、最後には会話を矛盾のないポイントに着地させることもできます。
幅広く雑多な知識がある
頭のいい人というのは、幅広く雑多な知識があるため、ウィットに富んだ会話をすることができるものです。先に述べたように、興味の有無に関わらず日々様々な情報に触れているため、必然的に色々な知識は身につきます。
「ちょっと見てみよう」とか「一応聞いてみよう」といったことの積み重ねが今の彼らに通じているとも言えそうです。そしてそこには、血のにじむような努力などないです。これなら、きっと誰でもすぐに真似できることでしょう。
頭のいい人の考え方や話し方を真似しよう!
頭のいい人と頭の悪い人のそれぞれの特徴を挙げながら、「頭がいいとはどういうことか」を考察してきました。頭のいい人になるためには、一見長い道のりを要するように思えるかもしれません。しかし実際はもっと単純なことなのです。頭を良くしようと難しく頭を悩ますのは本末転倒というものです。答えは案外すぐそばにあります。
ほんの少しの気づき、その積み重ねが頭のいい人へとつながるのです。今日から早速、周りにいる頭のいい人を徹底的に真似してみましょう。考え方や話し方を観察して意識的にモノマネしてみるのです。そうすれば、いつしか彼らのような頭のいい人になれることでしょう。
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