負けず嫌いなひとは仕事でもプライベートでもすべてのことに張り合ってNo.1になろうとします。周りの人から「負けず嫌いだよね?」と言われたことはありませんか?ここでは負けず嫌いな人の特徴・心理・長所や短所を説明した後負けず嫌いな自分を変える方法についてご紹介します。
負けを受け入れたくないと思うあなたへ
「負け」という言葉を聞くと誰しもいい印象は受けませんが、「負けず嫌い」な性格の人は特に自分が負けることが受け入れられず何事にも人と張り合おうとします。 あなたも負けず嫌いな性格が出てしまい、ちょっとした雑談でも負けたくなかったり、自分の方が優れていると見せたくなってしまうことはありませんか? ここでは負けず嫌いな人の特徴・心理的な理由・長所や短所について説明した後に、負けず嫌いになりすぎないようにするためのポイントについてもご説明します。
負けず嫌いな人とはどんな人?
負けず嫌いな人は何事に対しても人に負けることを良しとしません。 負けず嫌いな人は仕事では部署やチームの中では誰よりも高い成果を出そうとして人一倍努力して、No.1を目指します。向上心を持つことは良いことですが、その反面チームプレーが出来ず自分の欠点を認めないため、チームワークが求められる場面ではチームの輪を乱してしまうことがあります。 つまり人一倍の努力家で誰にも負けないためのたゆまぬ努力が出来るのが負けず嫌いな人ですが、人と協力したり誰かに手を借りるのが苦手な人なので個人の能力が強く求められる場面では大きな力を発揮できるタイプの人と言えます。
負けず嫌いな人の特徴
ここまでにも負けず嫌いな人の特徴や傾向を少しご紹介しましたが、この章では負けず嫌いな人によく見られる行動特徴を詳しくご紹介します。 ここで見られる傾向がよく見られる人は負けず嫌いの傾向があります。負けず嫌い自体は悪いことではありませんが、その性格の出しどころを注意するように心がける必要があります。
努力家
負けず嫌いな人は「誰にも負けたくない」という意識が人一倍強いため、それを実現するために誰よりも努力できる人です。 絶対に人に負けないためには誰よりも努力して、周りの人以上の知識・スキル・経験を積む必要が有りますが、負けず嫌いな人はそれを意識的にも無意識的にも理解していて、勝つための努力を惜しみません。 そのため負けず嫌いな人はどんなところに行っても一定以上の成果を出すことが出来るので仕事ではとても重宝される人材になれます。その一方で、プライベートでもそうした面が出すぎてしまうと「なんにでも張り合ってきて付き合いづらい人」と思われてしまうことも多々あります。
人一倍向上心が強い
「努力家」に通じるところがありますが、負けず嫌いな人は人一倍向上心が強いです。 そのため、負けず嫌いな人は自分が人よりもさらに高い能力を身につけられたり価値を生み出せるようになる環境を常に求めていて、大学院・資格試験・MBAといった専門的なより高い能力を身につけられるところで学習したりスキル習得するようにしています。 こうした特徴から負けず嫌いな人は出世したり独立して成功できる人が多かったり、転職や独立して失敗してもその失敗を取り返そうとして自分の技術をさらにあげようと今まで以上の努力をしようとします。
掲げる目標が高い
負けず嫌いな人は掲げる目標も誰よりも高く持っていることが多いです。 掲げる目標はその人の人生観や自分に求める能力だとも言われますが、目標の時点で人に劣っていては誰にも負けない強い自分を実現することはできなくなると考えるのが負けず嫌いな人です。 場合によってはただ人に張り合っているだけで、本当にその目標を達成できるかどうかはわかりませんが、現実的な面でも理想の面でも人に負けることが許されないのが負けず嫌いな人の特徴なので、自分が達成しなければいけない目標についても誰よりも高い目標を掲げる傾向があります。
見栄っ張り
負けず嫌いな人は本当の自分以上に自分を高い能力を持っていたり、「人として成熟した人」という印象を持たれたいと思っているため、見栄っ張りです。 これは特に負けず嫌いな人が初対面の人と話す時に現れやすい特徴です。初対面の人と自己紹介をする時にも「知り合いに社長がたくさんいる」と言ったり、男性であれば「昔モデルと付き合っていた」など人が食いつくようなことを言うことが多いです。 この例にも言えることですが、相手が聞いていないことについても相手よりも充実した人生を送っている・幅広い人脈がある・レベルの高い仕事をしていると思われるようなことを、現実よりも誇張して言ってしまうのが負けず嫌いな人です。
プライドが高い
負けず嫌いな人は自分のカッコ悪いところを見せるのが嫌で、誰よりもプライドが高い特徴があります。 普通の人が笑ってごまかしたり後々の笑い話になるような失敗も、負けず嫌いな人はそれを自分のあるべき姿ではないと思い込み、二度とそんなことが起きないように強く意識します。 また負けず嫌いな人は人に自分が失敗している瞬間を見られることも極端に嫌っていて、人がたくさん集まるところでは失敗しないように用意周到に準備をしていたり、失敗したとしてもそれを認めなかったり失敗していないかのように振る舞います。
リーダーシップを取りたがる
負けず嫌いな人はどんな場面でもリーダーシップを取りたがります。 人が集まる場面で「自分の上に誰かがいる」という状況になると、負けず嫌いな人は「その人に負けている」と考えるので、チームリーダーを決める時点で自分から立候補したり、推薦してもらえるように普段から自分の能力の高さを周りにアピールする場合が多いです。
間違いを指摘されるとイラッとしてしまう
負けず嫌いな人は自分の間違いを人から指摘されるとイラッとしてしまいます。 これは失敗している自分に納得できず、自分自身に対してイライラしてしまっていることが原因の一つではありますが、その他にも負けず嫌いな人は「アドバイスを受けた」=「アドバイスをくれた人よりも能力が劣る」と思っている面もあります。 誰にも負けたくないのが負けず嫌いな人なので、自分よりも立場が上な人がいると感じられる場面では表面に出さなかったとしても内心ではとてもイライラしていることがあります。
主導権を握りたがる
負けず嫌いな人はあらゆる場面で主導権を握ろうとします。 仕事の場面ではもちろんですが、負けず嫌いな人はプライベートで友達と一緒にいる時もどんな時でも自分が全ての主導権を握れる状況を作ろうとして、バラエティ番組の司会者のように会話を回そうとすることがあります。 恋愛においても異性に対して完全に気を許していないことが多く、少しでも相手よりも上の立場を取ろうとして強気な態度を取ることもあります。
人の話を遮る
負けず嫌いな人は人の話を遮ることもよくああります。 雑談をしている時も自分よりも面白い話やその場にいる人全員が食いついてしまうような話を他の人がしていた場合、負けず嫌いな人は「その人に負けた」と感じてしまい、その人よりももっとキャッチーで興味を持たれるような話をしようとします。 自分が注目されている状態を常に作ろうとするので、周りの人の会話が終わるまで待てずに遮って入ってしまうのが負けず嫌いな人の特徴です。
負けず嫌いになてしまう心理的原因
負けず嫌いな人にここまでに挙げた特徴が見られてしまうのにはいくつかの理由があります。 どれも一般的にネガティブに考えられることを、負けず嫌いな人は必要以上に意識してしまっているということが見て取れます。
その場では自分が一番でいたい
負けず嫌いな人はどんな場面でも常に「自分がNo.1」でいたいと思っています。 負けず嫌いな人は仕事面・収入・コミュニケーション能力・過去に付き合った異性の数や人物・人脈など何でも良いですが、どんな場面でもあらゆる面で自分がNo.1でないと気がすみません。 自分以上に優れたキャラクターや経歴を持っている人が現れるとむしゃくしゃして、なんとかして「自分が一番」という状況を作ろうとします。そのため何かで負けていても他の点では圧倒的に自分のほうが優れているとアピールして自分に注意を向けようとします。
人に対して隙を見せたくない
負けず嫌いな人は人に隙を見せたくないと思っています。 負けず嫌いな人に失敗は許されず、失敗すると自己肯定感が失われたりそこにつけ込まれると思っています。「人のことが信用できない」とも言えますが、「隙がある=人に負けてしまう」と考えてしまうのが負けず嫌いな人です。 仕事では負けない為の手を打つ必要がありますが、プライベートでは負けず嫌いにならずに自分が一番になるために人に好きを見せようとしなくなってしまいます。
アイデンティティを維持したい
負けず嫌いな人のアイデンティティは「誰よりも優れている」というイメージです。 これは人からのイメージではなく自分の自分に対するイメージです。負けず嫌いな人はこのイメージを実現するために、誰よりも高いスキルや人間性を持ち、誰よりも恵まれた人脈が有り、誰よりも高い価値を世の中に生み出しているという印象を自分自身に保つ必要があります。 これが実現的無い時は自分に対して強い無力感やフラストレーションを感じ、それを克服するために自分に何が足りないかを考えるようになります。
人につけ込まれたくないと思っている
「人に対して隙を見せたくない」でも説明しましたが、負けず嫌いな人は人につけ込まれたくないとも思っています。 つけ込む人が悪いのは当然ですが、負けず嫌いな人は人からつけ込まれると「今の自分はその人よりも能力が低いから、隙があってそこにつけ込まれている」と考えます。もちろんこれは相手に負けていることになるので負けず嫌いな人にとっては最悪の瞬間です。 その他にも普通の人が気心知れた人から冗談めかしてつっこまれることも、負けず嫌いな人にすれば気に入らないことで、突っ込まれた部分は自分に好きがあるからだとも考えます。
負けず嫌いな性格の本質は自己肯定感と自意識過剰
これまでに負けず嫌いな人の特徴や心理について説明してきましたが、負けず嫌いな性格の持ち主の本質は「自己肯定感の低さ」と「自意識過剰」という2つで説明できます。 どちらも負けず嫌いな人の自分自身に対する意識に関する内容ですが、その意識の度合が他の人よりも高くなっていることを確認してみましょう。
「自己肯定感の低さ」
負けず嫌いな人は自己肯定感が低い場合があります。 「負けず嫌いな人の特徴」でも説明しましたが、負けず嫌いな人は自分自身に掲げている目標が非常に高いです。そのため理想と現実のギャップが非常に大きいことが多く、理想とかけ離れた自分を認めてあげることが出来ません。 その影響で負けず嫌いな人は小さなミスをして人からアドバイスを受けたり、些細なことに突っ込まれたりすると、情けなさや自分自身のレベルの低さを感じて、自分に対してもアドバイスをくれた人に対してもカッとなってしまいます。
自意識過剰
負けず嫌いな人は自意識過剰とも言えます。 人からツッコまれたりリーダーに慣れずにチームメンバーに「甘んじている」状況が続くと、負けず嫌いな人は周りの人から「その程度の人」と思われてしまうと感じてしまうため、誰よりも優れた自分でいようとします。 負けず嫌いな人のこうした傾向から自分の周りにいる人も注意深く選ぶようになってしまい、優れた能力を持たない人が近くにいると自分もそう思われると感じてしまいます。
負けず嫌いな人の長所
ここまで負けず嫌いな人は周りの人と何かにつけて張り合っているような、ネガティブなイメージを持った方も多いと思いますが、決して悪い点ばかりではありません。 ここでは負けず嫌いな人に特に顕著に見られる長所を4つご紹介します。
責任感が強い
負けず嫌いな人はだれよりも責任感が強いです。 特に「自己責任」ということを強く意識しています。他人の得意な点や長所を簡単に認めようとしない一方で、なんでも自分一人でこなせるようになるために幅広い分野について努力を重ねるのが負けず嫌いな人です。 基本的に負けず嫌いな人は全てにおいて人より優れていようとするので、何かが上手くいかなかった時には「自分の能力が足りなかったから」と考えて、次同じ失敗を繰り返さないように努力できるという素晴らしい長所があります。
努力家
負けず嫌いな人は誰よりも優れた人であろうとするため、人一倍努力家である傾向があります。 負けず嫌いな人が「誰よりも秀でて優れた人」という自分のアイデンティティを実現するためには人一倍努力して、自分の専門分野では誰にも負けず、専門分野以外についても情報収集して隙がなくなるようにする必要があります。 そのためどんなに周りの人から認められても、「上には上がいる」と考えたり自分の理想像とのギャップが有る限りは努力することをやめないのが負けず嫌いな人です。
頼りになる
負けず嫌いな人は同じチームにいるととても心強く頼りになります。 チーム内でもNo.1でいようとすることは、人からすると煙たい印象を持たれますが、何事においても「圧倒的」な結果を出そうとするのが負けず嫌いな人なので、同じチームにいると強力な戦力になります。 場合によってはチームメンバーが落ち込んでいる時でさえ勝ちにこだわり、チームメイトを鼓舞してくれることもあるため、負けず嫌いな人の長所を活かすために「リーダー」の役目を与えてあげるとチームが上手く回りやすくなります。
何事にも熱い想いを持っている
負けず嫌いな人は何事にも熱い想いを持って取り組んでくれます。 自分が関わることについては誰にも負けたくないため、仕事を請け負ったからには求められた成果やそれ以上のものを生み出してくれるのが負けず嫌いな人です。 負けず嫌いな人は自分ができることを100%こなすように常に意識して動いてくれるため、どんなことにも熱心に取り組んでくれます。
負けず嫌いな人の短所
負けず嫌いな人には前章煮上げたような長所がある一方で、人から思われやすい短所も数多くあります。 6つの短所を挙げていますので自分のことを「負けず嫌い」だと感じる方は注意してみましょう。
競争心が強すぎる
ここまでにも何度か説明していますが、負けず嫌いな人は「競争心が強すぎる」という点があります。 誰にも負けない強さを求めるのは自分のスキルアップや仕事でより高い成果を出すためには必要ですが、プライベートでも何かにつけて競争心が出てしまうのが負けず嫌いな人の欠点です。 プライベートで友達や恋人と一緒にいる時は負けず嫌いになって全てにおいて勝つのではなく、たまにはスキを見せることで「あなたらしさ」が見えて親しみやすくなるので、気楽に構えることも時には大切です。
せっかち
負けず嫌いな人は何事にも直ぐに結果を求めるせっかちなところがあります。 スピード感を持って仕事に取り組むことは大切ですが、その結果を求めるスピードがあまりにも早すぎることがあるので、仕事を任された人をいらっとさせてしまうこともあります。 プライベートではスピード感が求められる瞬間は殆どありません。自分ができることは手際よくこなして構いませんが、負けず嫌いな性格を周りの人にも求めてせっかちになると窮屈に感じられてしまいます。
人のアドバイスを素直に聞けない
負けず嫌いな人は人からアドバイスを受けた時に「アドバイスした人が立場的に上、自分は下」と思ってしまうので、アドバイスを素直に受け入れることが出来ません。 確かに自分のことを一番理解しているのは自分自身かもしれませんが、それは負けず嫌いな人が完全に主観的に見た自己判断です。時には客観的に自分を見て広い視野を保つ必要もあります。 アドバイスをくれる人は、自分の時間を使ってその人のことを考えてくれているので、感謝してそのアドバイスを聞くことが肝心です。
好戦的になることがある
負けず嫌いの度が過ぎると何かにつけて好戦的になってしまいます。 負けず嫌いになって好戦的になって良いことはありません。基本的に争い事を好む人はおらず、張り合うことを求めていない人に事あるごとに張り合っていては、「あの人と一緒にいるとすぐ争い事になる」と思われて、人が寄り付いてこなくなります。 その結果孤立することになり、いざ負けず嫌いな人が困った時に協力してくれる人がいなくなり、身動きが取れなくなってしまいます。
チームワーク意識が低い
負けず嫌いな人はチームワーク意識が低くなってしまうことがあります。 チームの中でも全てにおいて自分が1番でいようとするのが負けず嫌いな人で、リーダーがいたとしてもその人以上の能力を発揮しようとしてしまいます。つまり置かれた立場やそれに応じて自分がやるべきこと・やらなければいけないことに納得できくなってしまうのです。 誰よりも高い能力を発揮しようとするのは良いですが、チーム内での自分の役割を考えてその中で自分の仕事をきっちりこなすようにしましょう。それでもまだ手が空いているのであれは自分のできることについて周りの人のフォローをしてあげましょう。
熱くなりすぎて周りが見えなくなる
負けず嫌いな人は一つのことに勝つことにこだわりすぎて他のことが見えなくなることがあります。 確かに勝つことは良いことですが、すべてのことで勝つことは不可能です。負けず嫌いだとしても時には負けを選択して、他のことに集中すべき瞬間もあります。 全てに勝とうとするのではなく本当に必要なことだけに集中して、それ以外のことは「負けても構わない」と考えるようにしましょう。
負けず嫌いも度が過ぎるとデメリットが大きい
負けず嫌いは努力や向上心を持つ上で非常に重要ですが、度が過ぎると良いことはありません。不必要に人を攻撃してしまったり、相手は張り合うつもりはないのに自分だけ張り合ってしまったり、負けず嫌いな傾向が強すぎると分が悪い時に言い訳がましくなることもあります。 自分一人が勝っても周りの人が全員負けず嫌いな人のことが嫌いになっていたら、状況的には負けず嫌いな人のほうが負けです。 最悪の場合はいじめの対象になってしまうこともあるので、自分が本当に譲れないことは何かを見極めて、それ以外については周りの人の得意な点や長所として認めてあげるようになる必要があります。
あなたは負けず嫌い?診断してみよう
ここまでに負けず嫌いな人の特徴・心理・長所と短所などあらゆる面から説明してきましたが、ここであなたが負けず嫌いな人かどうかをチェックしてみましょう。 10個の質問を用意しましたが、「はい」という回答が多いほど負けず嫌いな傾向があります。 「負けず嫌い」と診断された方は、努力家で向上心が高いのは良いことですが、「負けず嫌いな自分を変える4つの方法」も意識して、周りの人と協調して動けるようにも心がけましょう。 1、あらゆることで自分が一番になりたいと思う。 2、グループでいる時に主導権を握りたがる。 3、人からツッコまれるとイラッとする。 4、アドバイスを貰っている時もイラッとしてしまう。 5、初対面の人にも自分のことを誇大に表現してしまう。 6、理想と現実の自分がかけ離れていると感じることが多い。 7、明らかな「負け」でも負けを認めずに言い訳をする。 8、周りの人に強く当たりすぎて、倦厭されたことがある。 9、何事にも直ぐに結果を求める。 10、責任感が強く、常に努力している。
負けず嫌いな自分を変える4つの方法
負けず嫌いはいい面も悪い面もありますが、度が過ぎて周りの人から嫌煙されないようにするための方法をここでご紹介します。 ここでは負けず嫌いな自分を変えるための4つの方法をご紹介しますので、ぜひ心がけてみて下さい。
人それぞれ得意・不得意があることを知る
誰にでも得意・不得意や長所・短所はあります。 負けず嫌いの度が過ぎると自分の欠点と、周りの人の得意なことや長所を認められなくなってしまいます。 そうではなく、負けず嫌いな自分自身にも得意・不得意や長所・短所があり、周りの人も同じことを意識することで人それぞれの個性や出来ることなどを認めるようにしましょう。
人の長所・得意なことをみとめる
「人それぞれ得意・不得意があることを知る」にも通じますが、得意・不得意や長所・短所を見つけたら、次は周りの人の長所や得意なことを認めるようにしましょう。 負けず嫌いになるべきところを間違えてすべてのことに張り合って全てに勝っていると人のことを見下す人間になってしまいます。そうなれば周りの人は「勝ち気で付き合いづらい」と思ったり「あの人と一緒にいるとけなされる」と思われてしまいます。 そうではなく、周りの人の良いところは積極的に認めてあげて、「その人と一緒に仕事ができないか?」「自分はこれができないからあの人に任せてみよう」と考えるようにしましょう。
熱くなるべきところを考える
負けず嫌いになりすぎて何にでも熱くなったり好戦的になるのではなく、本当に譲れないことは何かを明確にしておきましょう。 すべてのことに勝てる人はいません。メジャーリーガーのイチロー選手でも歌をうたうことは出来ませんし、マイケル・ジャクソンでも会社を経営することは出来ません。 本当に譲れないことについては他の人以上の価値を生み出せるように、負けず嫌いになって普段から努力を続ける必要がありますが、それ以外については熱くならずに人に譲るくらいの心の余裕を持ちましょう。
自分の目標や理想の自分像に集中する
負けず嫌いの向上心・責任感・努力家・熱い想いという4つの長所を活かすために、負けられないポイントを自分の理想像に近づくことに集中させましょう。 また自分の理想像については漠然と「誰よりも優秀な人」とするのではなくもっと具体的にイメージできるようにしましょう。 具体的にイメージした理想の自分像を実現するのに必要なことについては負けず嫌いの長所を活かして誰にも負けないように熱い想いを持って努力を続けて、それ以外のことはひとそれぞれの長所として認められるように心がけましょう。
自分が勝つべきことに集中するようにしよう!
負けず嫌いは悪いことではなく、自分のスキルアップや高い成果を出せるようになるためには誰にも必要な原動力になります。 ただし、あらゆることに対して負けず嫌いになって周りの人と張り合うのではなく、理想の自分像から考えて本当に人に譲れない部分は何かを考えて、その点については絶対に人に負けないようになる努力をするようにしましょう。 そうすることで自分の得意分野では秀でた人になり、その他の分野については人のことを認められる人になれます。
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