世の中には平気で嘘をつく人がいます。嘘をつく理由は善意、保身、人格障害など様々です。しかしほとんどの場合、嘘をつく人と付き合うと悪い影響を受けます。
今回は、平気で嘘をつく人の性格や心理的特徴を紹介し、嘘の見破り方や虚言癖への対処法も解説します。
あなたの周りに平気で嘘をつく人はいませんか…?
あなたの周りに平気で嘘をつく人はいないでしょうか。
平気で嘘をつく人は、嘘をつくことに後ろめたさを感じることがないので、会話の中に自然と嘘を混ぜてきます。
知人、友人の関係なら距離を取れば良いだけですが、これが仕事や家族といった距離を取るのが難しい関係の場合は非常に厄介です。
騙されて不利益を受けないように、ある程度対策を立てておく必要があるでしょう。
今回は平気で嘘をつく人の、性格や心理的特徴、騙されないための対処法を紹介します。
相手を知り、対策を実践して「嘘」に振り回されないようになりましょう。
平気で嘘をつく人の特徴や心理とは
嘘をつかれると多くの人はいい気持ちはしないでしょう。
とは言え、円滑なコミュニケーションを取る上では、ときには嘘をつくという行為も必要です。
一方で日常的かつ頻繁に平気で嘘をつく人もいます。
自分自身が日常的に嘘をついてしまう場合、何らかの病気でないかと心配になることもあるでしょう。
しかし心配はいりません、嘘をつく行為の裏には必ず何らかの理由があるのです。
ここでは平気で嘘をつく人が、どのような心理で嘘をついてしまうのかを解説します。
社交辞令
自分の保身のため、人に構ってもらうために社交辞令で日常的に嘘をつく人もいます。
男女が集まる場で好みを聞かれた女性が、誰にでも当てはまりそうな男性の特徴を答えるのを見たことがないでしょうか。
また仕事で全く褒めるところのない上司を、異様に持ち上げるような男性を見たことがあるかも知れません。
もちろんコミュニケーションの一環として、社交辞令で嘘をつくことは悪いことではないのですが、それも度を過ぎると周囲を不快にさせるでしょう。
特に女性は「共感」などのコミュニケーションを非常に大事にしているので、日常的に嘘をついてしまうのが習慣になってしまっている人が多くいます。
あまりに調子の良いことばかり言う女性の言葉は、話半分で聞くのが良いかもしれません。
プライドが許さない
プライドの高い人は、自分の価値を下げるような事実が許せません。
そのため仕事でのミスや、自分の汚点を嘘をついて隠す傾向にあります。
嘘は一度つくと、その嘘の整合性を保つために更なる嘘をつかなければならなくなることがほとんどです。
結果として嘘を上塗りし続けなければならなくなり、日常的に平気で嘘をつくようになってしまいます。
その場しのぎ
自分で責任を負うことを避けるような、責任感の低い人も平気で嘘をつきます。
例えば、自分の不注意で物を壊してしまった場合でも、「風で落ちた」とか「物がぶつかってきた」など実際とは違う理由を話すのです。
その場しのぎに慣れてしまうと、反射的に保身のための嘘が出るようになり、自分でもコントロールすることが難しくなります。
このような責任感のない人は、最終的に周囲から信用のできない「虚言壁のある人」と思われてしまうでしょう。
劣等感から逃れるため
劣等感の強さから嘘をついてしまう人もいます。
劣等感の強い人は、自分が人と対等であると感じられなければ、自然な態度で接することができません。
そのため、自分を大きく、価値があるように見せるために嘘をつきます。
SNSなどで、実際はそうでないのにお金を持っているように見せる男性、充実しているように見せる女性を見たことないでしょうか。
嘘の内容がどうであれ、どれも一度を嘘をついてしまえばその整合性を保つために更なる嘘は避けられません。
このタイプに嘘は自分の心を守るための嘘なので、「嘘つきを直したい」と思っても簡単には直すことができないでしょう。
秘密がある
絶対に人に言えないような秘密がある人も、平気で嘘をつくようになります。
大きな秘密がある人にとっては、それを守ることが何よりも優先されますので、例え周囲に何と思われようとも真実は話せません。
このタイプは他の平気で嘘をつくタイプに比べると、強い罪悪感を感じている場合が多いのが特徴です。
承認欲求を満たしたい
人から称賛されることに快感や満足感を覚える、強い承認欲求も平気で嘘をつく原因となってしまうでしょう。
承認欲求の強い人は、自分で自分のことを認められていないことが多く、他者からの承認で自分を保っています。
そのため努力して自分を高めるより、嘘をついてでも周囲に良く思ってもらい、自身の価値を高めようとするのです。
平気で嘘をつく人かどうかを見破る方法とは?
平気で嘘をつくような「虚言癖」のある人に騙され、振り回されるのは避けたいものです。
そこで、ここでは嘘を見破るための方法を紹介します。
平気で嘘をつく人を見破り、振り回されないようにしましょう。
目が合ってる時間を確認する
会話中の視線は「嘘」を見破る重要な手掛かりになります。
恋愛感情などの特別な理由がない限り、相手の目をじっと見つめて話すのは不自然です。
人は会話する際に、目を合わせたりそらしたりするのが普通でしょう。
しかし「人を騙そう」という心理のある人は、目をそらさず相手の目を見続ける傾向があります。
もし不自然に視線を合わせてくるようなら「この人には裏がある」と疑ってみるのが良いでしょう。
会話中の手の位置を確認する
人は心を開いていないときには、手のひらを隠すしぐさをする傾向にあります。
例えば会話中に男性がポケットに手を入れていると、それはやましいことがあるサインかも知れません。
他にも手を握り合わせて力が入っていたり、常にテーブルの下などに隠している場合は注意が必要です。
聞いてもないことまで話してきていないかを観察する
嘘をつく人は、自分の話の信憑性を高めるために、こちらが聞いてもいないことをペラペラと話してきます。
仕事で結果だけを報告すれば良いところを、やけに詳しく作業過程を話してくる場合は何か裏があると考えて良いでしょう。
身体や持ち物を頻繁に触っていないかを観察する
人は嘘をついたりして不安を感じると「なだめ行動」という、自分を落ち着かせるための行動を無意識にしてしまいます。
男性であれば腕時計の文字盤やネクタイを触ったり、締め直すなどが代表的な行動です。
女性であれば髪の毛をいじったり、身に付けているアクセサリーに触れるなどがあげられます。
子供であれば、指しゃぶりなどの行動がみられるでしょう。
もし会話の途中でこのような「なだめ行動」が見られた場合は、相手の言動に矛盾がないかしっかりと観察しましょう。
会話中に妙な間がないかを観察する
よっぽど自分の中で嘘をつくシミュレーションをした人でない限り、嘘をつく際にわずかな間が生まれます。
普通であればすぐに答えられるような質問に対して変な間がある場合は、相手が嘘を言っている可能性があるでしょう。
もちろん物事を考えすぎてすぐに発言できない性格の人もいますが、それは普段の行動を見れば比較できるはずです。
平気で嘘をつく人と付き合いを重ねるとどうなるのか…?
平気で嘘をつく人は自分中心で物事を考えている、自己中心的な性格の人が多い傾向にあります。
自分のために他人を貶め、騙しても良いと考えるような人と付き合っていても良いことはあまりないでしょう。
また経常的に嘘をついていると、簡単には本人の意思で嘘をつく行為を直すことが難しいので、改善もなかなか期待できません。
ここでは平気で嘘をつく人と付き合い続けると、どのような事態になってしまうのかを紹介します。
職場が乱れる
どのような仕事であってもミスや失敗は、原因を明確にし早急に対処することが企業の利益に繋がります。
しかし職場に平気で嘘をつく人が混じっていると、ミスに気付かずに事態を悪化させてしまったり、原因の究明ができない事態になりかねません。
組織として平気で嘘をつく人材を抱えることは、非常に大きなリスクとなります。
相手の気分次第で不利な状態に陥ってしまう
平気で嘘をつく人と付き合いを重ねると、相手の気分次第で突然不利な状態に陥ってしまう可能性があります。
気に入らないからと言ってこちらの評価を下げるような噂を流したり、責任転嫁して自分のミスを押し付けてくるようなことがあるのです。
自分の知らないところで、自分の評価が大きく下げられていたということにもなりかねません。
虚言癖があるような人と付き合う場合は、相手がどう立ち回っているかしっかりと観察し、身に覚えのない不幸に見舞われないようにしましょう。
裏切られる
平気で嘘をつく人は、嘘に罪悪感がないことも多く、相手を裏切るような行為をためらいなくしてしまいます。
相手に気付かれなければ何をしても良いと考える傾向があり、浮気や不倫も何のためらいもなくしてしまうのです。
他にも、返す当てがあるように見せかけてお金を借りたり、嘘の身分を語ることにためらいがありません。
純粋に信じて付き合いを重ねると、後で大きな裏切りに合うことになるでしょう。
平気で嘘をつく、虚言癖を持つ人への正しい対処法とは
平気で嘘をつくような人とは距離を取るのが一番ですが、どうしても対処しなければならない場合もあるでしょう。
ここでは自分が不利にならないように、虚言癖を持つ人に対処する方法を紹介します。
全ての発言に疑いをかける
相手に虚言癖があると分かっているのであれば、その人の発言の全てに一度疑問を持ちましょう。
最初から「本当かどうか分からない」という認識で話を聞けば、騙されることも少なくなるはずです。
周囲の人と情報を交換しておく
虚言癖のある人の嘘に振り回されないためには、嘘の内容を明確にしておく必要があります。
そのために周囲の人と仲良くし、情報を共有するのが効果的です。
虚言癖のある人は多くの人に嘘をついているはずですが、話す内容が嘘である以上、そこには矛盾があるはずです。
多くの人と情報を出し合い、照らし合わせれば、何が嘘か簡単に見破ることができるでしょう。
軽くあしらう
相手の言っていることに適度に同意し、信用しているようなフリをして適当にあしらうのも一つの手です。
攻撃的な嘘や、身に覚えのない批判をされると反論したくなる気持ちも分かります。
しかし、ここでいちいち嘘に振り回されていては、相手の思うつぼです。
腹は立つかもしれませんが、無心になって軽くあしらってしまいましょう。
平気で嘘をつく人とはなるべく関わらないこと
平気で嘘をつく人の性格はそう簡単に直すことができません。
直すことができないなら、なるべく関わらないのが最善の策でしょう。
嘘に振り回され嫌な気持ちになる必要はないのです。
平気で嘘をつく人とはなるべく距離を取り、嘘を軽く流せるように対策を取っていきましょう。
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