詮索好きな人って、結構周りにいませんか?詮索される方としては迷惑でしかないのが、ほとんどです。詮索好きな人の心理を知り、対処法がわかれば気持ちが少しは楽になると思います。そこで、詮索好きな人の特徴と性格・心理・対処法をいくつか、ご紹介したいと思います。
詮索されると不愉快になる
詮索好きな人に「休日は何してるの?」「どこに住んでるの?」などと聞かれて答えてしまうと、後日、自分の知らない人がその情報を知っていて不愉快な思いをした…ということはありませんか? 今回は、そんな詮索好きな人の特徴や性格・心理・その対処法についてご紹介していきます。
詮索の意味とは?
詮索という言葉は、ご存じだと思いますが。その意味についてはどうでしょう?簡単にいうと、「根ほり葉ほり調べる」という意味です。 しかし、全く同じ意味の言葉があるのをご存じでしょうか?それは穿鑿という読みも意味もまったく同じ言葉です。では、詮索と何が違うのでしょうか?その違いに少し触れてみたいと思います。
「詮索」と「穿鑿」の違い
詮索とは「根ほり葉ほり調べる」という意味ですが、穿鑿は「細かいところまでほじくりかえして根ほり葉ほり調べる」という意味合いの言葉です。 穿鑿は、もともと「穴を掘ること」という意味があり、それが詮索とは少し違ったニュアンスの意味になっているようです。
詮索好きな人はどんな特徴を持っているか?
周りに詮索好きな人というのは必ずといっていいほどいますよね。あの人、この人と思い出せばきりがないと思います。では、詮索好きな人の特徴は?と聞かれると、すぐには出てこないと思います。 詮索好きな人とは、どんな特徴を持っているのでしょうか?まず、詮索好きな人の特徴がどんなものかを見ていきましょう。
特徴1:噂話が好きな人
噂話が好きな人は多くの人とコミュニケーションをとることで、人が興味を持ちそうな話を詮索しようとします。 詮索する相手に対して直接詮索してくる場合だけでなく、本人の知らないところで出回っている噂まで詮索する傾向があります。そして、噂話として広める時には話が盛ってあることが多く、このタイプの人が流した噂が本人に伝わった時には事実と違っていることも珍しくはありません。 詮索され噂を流された本人としてはあまりいい気はしませんが、周りもこの人の話があまりあてにならないとわかっているので、流された噂を信じることはほとんどないでしょう。
特徴2:おせっかいな人
おせっかいな人は根掘り葉掘り話を聞いて詮索してきます。さらに本人の都合も考えず自分勝手なアドバイスを押し付けてくるのが特徴です。自分の意見が正しいとばかりに、詮索したことに対して自分の意見をアドバイスとして主張してきます。 そのアドバイス通りにして上手くいけばいいのですが、たいていはその人目線でのアドバイスなので実行しても失敗することが多くなります。 アドバイスに従って失敗したことを伝えても、あら?そう?と軽く流されることも多いでしょう。あまり、罪悪感のない人といえます。
特徴3:他人の気持ちがわからない人
他人の気持ちがわからない人は相手の気持ちを考えることなく、自分の興味や好奇心のままに相手のことを詮索してくるのが特徴です。 これを詮索したら相手の迷惑になるだろう…などの客観的な考えにいたることがなく、自分の好奇心を満たすだけのために詮索してきます。ただ、自分が満足するために詮索し、詮索した相手の気持ちへの配慮はほとんど持ち合わせていないでしょう。
詮索好きな人の性格とは?
詮索好きな人とはどんな性格をしているのでしょうか?周りにいる詮索好きな人を見ても同じ性格の人間ばかりではありませんよね。では、詮索好きな人とは、どんな性格をしているのかを見ていきましょう。
性格1:支配欲が強い
支配欲が強い性格の人は、他人を自分の所有物のように思っていて、行動のすべてを知り支配しようとスケジュールや人間関係などを詮索してきます。誰かを支配することを望むのがこのタイプです。 特に多いのが恋人や配偶者などに対して浮気をしていないか…など、必要以上に詮索してくるケースが多いでしょう。携帯のメールやLINEなどを覗き見るなどのプライバシーまで詮索してくるケースもあります。 また、このタイプはエスカレートすると探偵を雇って調べたり、ストーカー化するケースもあり、異常なまでの詮索をしてくる場合もあるので注意が必要な人物といえます。
性格2:自己愛が強い
自己愛が強い性格の人は相手のことを詮索することで、自分が優位に立てそうな話題を手に入れようとする傾向があります。さらには相手より自分が優れていることを見せつけることで、相手が落ち込む姿を見て優越感に浸り、満足する傾向があります。 中には嫌味を言うなどして、詮索した相手の落ち込む反応を見たがったりするような人もいます。あまり、関わり合いになりたくない人といえます。
性格3:寂しがり屋
寂しがり屋の性格を持つ人は孤独であることが多く、相手のことを詮索することで周囲とのコミュニケーションを増やし寂しさを埋めようとします。 周囲に上手く溶け込めなかったり、コミュニケーションが下手な人が多い傾向があります。だからこそ周囲に相手にされないと、寂しさを埋めようと必要以上に詮索することでコミニケーションを取ろうと、詮索相手への詮索がエスカレートしていくこともあるので、その場合は注意が必要です。
詮索好きな人の心理とは?
詮索好きな人は、なぜ、そこまで詮索好きなのでしょう?詮索するだけでも、それなりにエネルギーを使うと思うのですが…それを超えるほどの何かが心にあるのでしょうか?そこまで詮索する心理とは何かについて見ていきましょう。
心理1:自分に自信がない
自分に自信がないという心理を持つ人は、ネガティブな性格でマイナス思考に傾きやすい傾向があります。自分が悪く思われていないか自分の評判をいつも気にして詮索し、思っているほど評判が悪くなければ安心する傾向があります。 さらに自分に自信がないために人間関係においては裏切られはしないかと、いつも怯え、そんな自分の心を相手を詮索することで安心させようとする傾向があります。 すべてにおいてネガティブに考えがちになり、事実を知ることで安心を得ようとします。常に心に不安を抱えている人といえるでしょう。
心理2:仲良くなりたい
仲良くなりたいという心理を持つ人は、興味のある相手のプライベートを詮索することで、相手との共通の話題を増やして仲良くなろうとします。 プライベートに踏み込まれるのは誰でもいい気持ちがしませんが、ただ純粋に仲良くなりたいというだけで詮索してくる場合が多いです。しかし、そこには詮索する相手のことを考える余裕がないことが多く、一方的になりやすい傾向があります。 相手にもよりますが、仲良くなりたいというだけのために詮索してくるので、詮索される方もそれほど嫌な思いをしなくてすむ場合もあります。詮索の程度にもよりますが、根本的には友好的な性格の持ち主といえます。
心理3:他人の弱みを握りたい
相手の弱みを握りたいという心理を持つ人は、まず相手の弱みを詮索します。どんな時も自分が優位に立ちたいという欲求を満たすために、常にアンテナを張り巡らし相手の弱点を詮索し続けます。 そして、詮索する相手の弱みを見つけると相手より優位になったことに優越感を感じ、相手を見下した態度をとることもあります。最悪の場合、弱みを盾にして逆らえないように支配しようとさえします。
心理4:他人に必要とされたい
他人に必要とされたいという心理を持つ人は、相手が何をしてほしいか困っていることはないかなどを詮索します。それは他人に必要とされたいという心理からくるもので、決して詮索する相手の優位に立ちたいとうものではありません。 自分に自信がないために、他人から必要とされて初めて自分というものに自信を持つことができます。必要とされる人間になるための詮索といえるでしょう。このタイプから詮索されても助けてもらえることが多いでしょう。 ただ、あまりにも詮索した相手との価値観が違う場合は相手が求めているものと違う形で力になってくれることもあるため、迷惑と感じる場合もあるでしょう。でも、純粋に必要とされたいだけなので、本人に悪気はありません。
心理5:他人の不幸が好き
他人の不幸が好きという心理の人は、自分が周りよりも幸せだと思いたくて他人の不幸を詮索します。そして、他人の不幸な話を聞くと、自分はまだまだ幸せな方だと優越感に浸ります。そんな詮索の繰り返しにより心の安定を保つため、他人の不幸が好きになっていくという心理に陥っていきます。 不幸そうな人の顔を見ることで優越感に浸るため、詮索した不幸話を噂として流し、そのことで心にダメージを負った詮索相手の顔を見ることで、さらに優越感に浸ります。 こういうタイプは周りもよくわかっているので、あまり関わり合いにならないケースが多いです。しかし、スルーしてしまうと後で、どんな噂を流されるかわからないので、とりあえず周りは合わせて話を聞いていることが多いでしょう。
詮索好きな人の対処法5個
それぞれタイプは違いますが、詮索好きな人に詮索されるということは詮索される側にとってはかなりのストレスになります。出来るだけストレスを軽くするための対処法があると気持ちも楽になりますよね。そこで詮索好きな人の対処法を見ていきたいと思います。
対処法1:適当に受け流す
詮索されるのは嫌だけど、無視することができない相手である場合がありますよね。そういう場合は適当に受け流しましょう。 例えば、何か詮索された場合「はい」「そうだと思います」などと、はっきり言いきらず、「どうでしょうね?」「よく、わからないです」などと曖昧な言葉で流すのが良いでしょう。 下手にはっきり答えてしまうことで、あの人がこう言ってたと詮索された本人が言ったかのように話を広められることもあります。受け流すにしても、後々自分が嫌な思いをしなくてすむような対処をするのがベストだといえます。
対処法2:必要以上に関わらない
事務的に最低限の話をして必要以上に関わらないというのがいいでしょう。どの環境でもいえますが、人との繋がりは切っても切れません。でも、中には詮索されるのが嫌で話をするのも嫌という相手がいますよね。 仕事であれば仕事の話、ご近所であれば地域活動の話、また、お子さんがいる場合はお子さんの学校での集まりや部活動などで、どうしても話をしなくてはいけない場合があります。そういう場合には、この対処法を試してみるといいでしょう。 実際、まったく関わらないということではないので多少のストレスがなくはないですが、この人とは事務的な付き合いという一線をひいた関りをすることで気持ちの中で割り切ることができ、詮索好きな人と関わるのが少し楽になります。
対処法3:その場を離れる
「これから用事があるから」、仕事であれば「急ぎの仕事があるから」などと、断りやすい理由を言って、その場を離れるのがベストといえるでしょう。 仕事や家事をしていれば疲れやストレスというものは日々溜まっていきます。今日はどうしても体調が悪い、気持ちが落ち込んでいるなどという場合に詮索好きな人の話に巻き込まれると憂鬱になりますよね。そんな時はこの対処法で乗り切りましょう。 その後の人間関係を考えると、無視して、その場を離れるようなことをすると悪い噂として流されてしまい人間関係が悪くなることもありえます。
詮索好きな人を納得させることができて断りやすい理由で、その場を離れるのが、その後の人間関係にも影響は少ないでしょう。
対処法4:同じ質問で返す
その時に大事なのは質問されたら答えずに同じ質問を返すことです。例えば、「この前の日曜日にどこか行った?」と質問されたら、「あなたは?どこかに行ったの?」などと、詮索好きな人に話させるようにしましょう。 そうすることで自分のことについて詮索されずに話を終わらせることがでるでしょう。自分を守りながら詮索好きな人をかわせる対処法といえるでしょう。
対処法5:適度に距離を保つ
自分のプライベートな話にどうしても触れてほしくない!というぐらい詮索好きな人を受けつけない場合は適度に距離を保ちましょう。 フレンドリーな会話は避け、敬語を使い親しみを持たれないようにし、詮索好きな人との距離が近づかないようにするという対処法です。 プライベートな話や世間話をしない相手とは、どうしても距離を感じてしまいます。気軽に話せない、言葉を選ばないといけないなどと思われれば詮索しづらくなるでしょう。
また、他の人にはフレンドリーに対応し、詮索好きな人に対してだけ、そいう対応をとるのもいいでしょう。相手に自分だけが距離を置かれていることを知り、苦手だと思われていることがわかり話しかけるのも難しくなってくるでしょう。
詮索好きな人にはうまく対処しましょう
詮索される側からすると迷惑でしかないでのですが、詮索好きな人がそれをわかってくれるかというと、そうではないのが現実です。それなら自分でうまく対処していく以外に方法はありません。 ただ、詮索好きな人にしても心に闇を抱えていて自分で自分をコントロールできない場合や、ただ不器用なだけという場合もあり、詮索する人すべてが悪いと言い切れないところがあります。 しかし、自分も大事です。嫌だと思うなら遠慮なく対処してください。誰かの犠牲になる必要はありません。あなたを守れるのは、あなた自身です。
そのことを忘れずに詮索好きな人への対処法を活かしていただき、少しでもあなた自身の気持ちが楽になることを祈ります。
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