心が狭い人の特徴・心理を徹底解説!改善法や対処法教えます!

人間関係

「心が狭い」と他人や自分自身に対して思ったことはありませんか。誰かに思うことも、自分が思われるのも、できれば避けたいものです。

では、どういう人が「心が狭い人」というレッテルを貼られるのでしょうか。こちらの記事では、さまざまなパターンに分けて解説していきます。

心が狭い人は嫌われる?

誰かに対して「この人、心が狭いなぁ」と思ったこと、一度はありますよね。 心が狭い人に好感って持てますか?積極的に関わりたい、とは思えないのではないでしょうか。 「心が狭い」の意味を調べてみると 「狭量なさま。他を広く受け入れる精神的なゆとりが乏しいさま。」とあります。

では、実際にはどのような人が「心が狭い」と思われてしまうのか、特徴を挙げながらそれぞれの心理を探り、その原因や対処方法、改善策をご紹介していきます!

心が狭い人に共通する特徴・性格5つ

心が狭い人に共通する主な特徴・性格を5つに分けて考えてみます。ご自身でも思いあたることがないか、ぜひチェックしてみてくださいね。

特徴1:常にイライラ!怒りっぽい

まず、心が狭い人の代表例でわかりやすいのは、いつもイライラして怒ってばかりの人ではないでしょうか。 常にイライラしているのは心に余裕がない=心が狭いからです。心が狭い人は突発的なアクシデントに見舞われたり、予想もしないことを言われたりすると、受け入れる心の余裕がないために怒りっぽく攻撃的な態度になりがちです。

特徴2:自分に甘いor自分に厳しい!そして人に厳しい

「自分に甘く、人に厳しい」人はたくさんいますね。でも「自分に厳しく、人にも厳しい」人にもたまに遭遇します。そのどちらも、それぞれ心が狭いと言えるでしょう。どういうことか、パターンを分けて考えてみます。

特徴2-①:自分に甘く人に厳しい

自分に甘く人に厳しい人は、自分のことだけが可愛く、人に対する思いやりが持てないため、心が狭い人だと言わざるを得ません。人は少なからず甘えが出てしまう生き物ですが、例えば、「自分は楽をしても他の人は苦労するべきだ」と思ってしまうとしたら、身勝手で、心の狭い人だと言われてしまいます。

特徴2-②:自分に厳しく人にも厳しい

自分に厳しいのは良いことかもしれません。しかし、それを人にも押し付けてしまうと、心が狭い人という烙印を押されてしまいます。 人にはそれぞれのポリシーや価値観があることを理解することが大事ですが、「自分もそうしているのだからあなたもそうするべきだ」という偏った考え方でいると、人の気持ちや状況を汲み取ることができないので、人を追い詰めることにもなりかねません。

特徴3:自分だけが正しい!自己中心的

自分だけが正しい、と思い込んでしまっている自己中心的な人も、心が狭い人です。人の数だけアイディアや意見があるのに、それを認めるだけの気持ちの余裕がなく、他人への配慮が欠けてしまうので、心が狭いという評価をされてしまいます。 自分と異なる意見に出くわしたときに、その人の真価が問われます。説得したり折衷案の提案をしたりすることもなく、無理矢理自分の意見を押し通そうとする人は、心が狭い人と言われてしまうでしょう。

特徴4:自分より幸せは許せない!嫉妬深い

自分よりも他の人が幸せだったり、注目されていたりすることが気に入らないという人も心が狭い人です。他人の幸せや成功を喜べるだけの心の余裕がないということです。 心が広い人は、自分より他の人が幸せそうにしていたり周りから評価されたりしていても、「あの人の努力の結果だ。自分ももっと頑張ろう」と思えるものです。 嫉妬してばかりの人は心が狭いと思われて、人が離れていってしまうでしょう。

特徴5:自分とは違うから嫌!排他的思考

多様性を認められず、自分と異なるもの、理解できないものに対して除外したりのけ者にする人も、心が狭い人です。想像力や思いやりに欠けていて、いじめや仲間外れなどの問題にも通じます。 特に島国の日本では、排他的思想が無意識に植え付けられがちだと言われています。国民性と言ってしまえばそれまでですが、いろいろな人がいることを認めなければ、心が狭いままで見聞を広げることもできません。

心が狭い人になってしまう心理とは?

では、どうして心が狭い人になってしまうのか、心理や背景を考えてみたいと思います。

心理1:迷惑をかけられたくない

日本人は「よそ様へ迷惑をかけるな」と子どものころから教えられてきている人が多いのではないでしょうか。その結果、人に迷惑をかけたくないという意識を持つと同時に、迷惑をかけられたくない、という人が増えているのかもしれません。 こうした社会背景から、心が狭い人が増えたのだとしたら、一個人の責任ではないと考えることもできますね。

心理2:損をしたくない

自分だけが損をするなんて嫌だ、というのは誰もが思うもの。でも心が狭い人は、みんなが損をしても絶対に自分だけは損をしたくないと考えます。 損をするというのは、金銭的なことだけではなく、例えば何かの係や役員などの役割を担うことに関して感じる人もいます。自分が負担を背負い込むことを許容するだけの気持ちの余裕がないのです。

心理3:自分の非を認められない

自分の非を認められないのは、他人の意見や評価を受け入れる心の余裕がないからです。また、それに加えてプライドが高かったり、自己防衛の意識が強すぎたりしても、心が狭い状態になりがちです。

心理4:コンプレックスやトラウマがある

心が狭いと人から思われてしまう人は、自信がなかったり、もしかしたらコンプレックスやトラウマが複雑に絡んでいたりするのかもしれません。 例えば、付き合った恋人の元恋人に嫉妬ばかりしてしまう人がいたとします。その人が、過去に容姿のことで恋人から元恋人と比較されて侮辱された経験があったとしたら…。 このように、心が狭いという言葉だけで片づけてしまうのが憚られる場合もあります。

心理5:ありのままを受け止めてくれる人がいない

今までの人生で、優しくあなたを包み込んでくれる存在があったとしたら、きっとあなたも誰かのことを優しく包み込める人でしょう。そんなあなたは心が狭い人ではないのではないでしょうか。 しかし、もしそういう存在が今までおらず、ありのままを受け止めてもらった経験をしていなければ、他人に対して広い心を持つことは難しいことです。そんな心が狭い自分を変えたいと思ったら並々ならぬ努力が必要となります。

心が狭い状態を改善する方法

心が狭いと自分で思っている人は、きっと自己嫌悪の気持ちを持っているでしょう。でもそんな気持ちがあれば、きっと心が狭いという状況を少しずつでも改善することができるはずです。 では、具体的にどうすればよいのでしょうか。

他人を悪者扱いしない

何か問題が起きた時に、すぐに人を責めないことです。人のせいにするのは、裏を返せば自分に自信がなかったり自分を守るためだったりします。 しかし、結局そのような言動・行動は自分に返ってくるものです。本当に自分を守りたいのであれば、他人への思いやりを持つことです。そうすれば、心が狭い自分はいつの間にか影をひそめているはずです。

そんな自分もあり!まずは心が狭い自分を認める

心が狭いというのは何も悪いことだけではありません。なぜなら、自分自身に負荷をかけずにストレスをためないで済むという利点もあるのです。 まずは心が狭い自分を責めずに、自分はどういう時に心が狭い状態になるのか、紙に書き出すなどして整理してみます。そして、なぜそのようになるのか、家族や大切な人にも相談して見解を聞くことで、気づかなかった自分の深層心理が見えてくるかもしれません。

コミュニケーションの基本!他人の話に耳を傾ける

心が狭い人は、自分の話だけを聞いてほしいと思うものです。そもそも人の話を聞く心の余裕がないので、聞いたところで、早く話が終わってほしいと思ったり、他のことを考えたりとうわの空なことも。 そんな状況を打破するために、まずは他人に関心を持つことです。関心を持てれば、おのずと話に耳を傾けてみることができます。最初は受け入れられなくても、きちんと興味を持って聞いているうちに理解したり共感したりすることが次第にできるようになるでしょう。心が狭いだなんて誰も思わなくなるはずです。

自分と同じじゃなくてもいい!共感を求めすぎない

心が狭い状態にあると、自分を理解してほしい、同じように感じてほしいという気持ちが強くなりがちです。そうなると、どうしても、自分と異なる意見や考えには納得できないこともあるでしょう。 しかし、それは当たり前なんだと割り切ることです。同じ環境で育った兄弟姉妹でも、100%同じ考え方であることはないのです。他人は違って当たり前だという諦めが必要です。この考え方が定着すれば、心が狭い人からの脱却は目の前です。

なんでも決めつけない!物事を多角的に見る訓練を

いろいろな角度から物事を見れるようになると、心が狭い状態から抜け出せるようになります。 例えば、あなたの周りに、いろいろなことに積極的に取り組んでいる人がいるとします。その人に対して、「出しゃばりな人」「目立ちたがり屋」などのマイナスの評価をしてしまっているとしたら、それはとてももったいないことです。 積極的に活動している人は、少しでも自分が役に立てるならなんでもやる、自分の経験を積みたい、という謙虚で前向きな姿勢で取り組んでいるだけかもしれません。別の視点も持ち、決めつけないことです。

ちょっと待って!イライラするのは別の原因かも?

常にイライラして怒りっぽい状態にある場合、実はその怒ってしまう対象以外に原因があることが多いです。 例えば、自分の子どもに対していつも怒ってしまう母親は、子どもにではなく、夫への不満や、過去の自分の生い立ちに原因があることもあるのです。 何か、消化できない問題があるのにわからずにいるのだとしたら、いつも怒ってばかりで心が狭い人だと言われるのはあまりに残念です。 思い当たることがないか、ひも解いてみる必要があります。心が狭いわけではないかもしれません。

心が狭い人への上手な接し方

それでは、周りにいる心が狭い人への上手な接し方をご紹介していきます。少しでもストレスをなくして、良好な人間関係を築いてください!

否定はNG!心が狭い人を一旦受け入れてあげる

心が狭い人は、上にあげたような様々な原因で心が狭い状況に陥ってしまっています。まずは否定せずに、心が狭いなと思っても、一度は受け入れてみてあげてください。 ただ、どうしても受け入れらない、受け入れたらあなた自身のストレスとなってしまうという場合でも、拒否はせずに事務的に対応するのが得策です。

スルースキルを磨こう!心が狭い人には広い心で受け流す

心が狭い人の状況に合わせていたり、言い分を聞いていたらこちらの身が持たなくなります。そこでぜひ磨いてほしいのがスルースキル。取り合わず、雰囲気に飲まれずに、気持ちに余裕をもって、受け流してください。

想像力を豊かに!心が狭い人の立場に立ってみる

心が狭い人と一緒にいると、自分は心を広く持たなければと思いますよね。 その思いを無理なく持続させるためには、心が狭い人に対して、ありとあらゆる想像力を働かせることです。 例えば、人の話に聞く耳を持たず頑固な人がいるとします。 そんな人に対して、この人はなぜ人の話に耳を傾けられないのだろう?過去に何かがあったのだろうか?と想像してみて、「もしかしたら自分の話を誰にも聞いてもらえない幼少期を過ごしたのではないか」「いつも否定ばかりされてきたのではないか」と、仮定してみるのです。

もしかしたら全くの見当はずれかもしれません。しかしそう思うことで、心が狭い人に対してのマイナスの感情がいくらか和らぐこともあります。 また腫れものに触るような接し方をされてきたことで余計に心がひねくれてしまっている可能性もあります。 広い心で接すると、心が狭い人の心もほぐれてくるという思わぬ副産物があるかもしれません。

心が狭い人とちょうどよい距離感を目指そう

ここまで、心が狭い人のパターン、心理、改善方法、対処方法をご紹介してきましたが、心が狭い人とは適度な距離感で付き合うのがベストです。 学校や職場など、嫌でも毎日顔を合わせなければならないのなら、そういう人もいると割り切り、評価もしないことで、ストレスを抱え込まずに済みます。 また、もしあなたが自分自身のことを心が狭いと思っているとしたら、まずは自分は自分、他人は他人と割り切り、物事にはいろいろな視点があることを理解すれば、狭い心が少しずつ広くなっていくのを感じるはずです。 かくいう筆者も、「この人心が狭いなぁ」と思うことが多いのですが、それはつまり自分の心も狭いということだと気づいてしまいました。どうか皆様が、自分にも他人にも広い心で接することができますように。

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