ポケットに手を入れる人の心理・性格とは?周囲からの印象や改善方法もまとめ

人間関係

ポケットに手を入れるという仕草は、何気ないものに見えます。ですが、実は様々な心理が隠れています。自分では何とも思わなくても周囲のからの印象にも影響します。どのような心理からポケットに手を入れるのでしょうか。改善するための方法もまとめていきます。

ポケットに手を入れるのはカッコ悪い?

あなたには、ポケットに手を入れる癖はありますか?知らない間にポケットに手が入っていたり、意識的にポケットに手を入れる人もいます。自分にそういった癖はないけど、身近にポケットに手を入れる人がいたら、なぜポケットに手を入れるのか気になったりしませんか? ポケットに手を入れるという行為がカッコいいと思っているのは、その癖を持つ本人だけが思っていることかもしれません。今回は、ポケットに手を入れる人の心理について考えてみましょう。周囲からどう思われているのか、どうしたら治せるか改善法もご紹介していきます。

ポケットに手を入れる人の特徴

ポケットに手を入れる人が抱える心理は、他にも様々な特徴を表します。そういった特徴を知り、ポケットに手を入れる仕草と併せて考えることで心理を知ることができるのです。ポケットに手を入れる人が見せる特徴を挙げていきましょう。

特徴1:落ち着きがない

なんだか落ち着きがない人っていますよね。話していても目がきょろきょろしていたり、手足がそわそわしていたり、目立つ人ではうろうろ歩き回る人もいるのではないでしょうか。このように落ち着きがない人は、ポケットに手を入れていることも多いのです。 落ち着かない人は、話に意識を集中することができていません。ポケットに手を入れることも同様で、話に集中していないせいで行き場のない手をついポケットに入れてしまうのです。落ち着きのない人の手の行き場に注目してみると、ポケットに向いているでしょう。

特徴2:人に心を開かない

あまり人に心を開かない人も、ポケットに手を入れやすいでしょう。ポケットに手を入れるということは、自分を見せない、心を許していないという意思表示でもあります。相手を警戒していたり、自分の心を見せたくないときに、ポケットに手を入れるのです。 心を開かずに、その人のことを信頼していないと感じたら手元を見てみましょう。高い確率でポケットに手を入れているでしょう。ポケットに手を入れる本人も、手を隠すことで自分を守っているので、意識的にというより完全な癖になっているのです。

特徴3:警戒心が強い

普段から警戒心が強い人は、ポケットに手を入れることでガードをしているのでしょう。両手を深くポケットに突っ込み、上体がやや後ろに反り気味であれば、間違いなく警戒していると判断できます。 自信のなさでポケットに手を入れる場合は、猫背になって身体そのものを小さく見せます。警戒心が強い人はその逆で、身体を引くか反るかになります。そうすることで、相手との距離をとろうとしているのです。そしてポケットに手を入れて、自分を守ろうとするのです。

特徴4:人付き合いが下手

ポケットに手を入れるような人は、普段から人付き合いが苦手なところがあります。人との接し方や距離感がつかめずに、緊張している状態が続きます。緊張状態が続くと不安やストレスがどんどん大きくなります。 感じたストレスや不安を解消するために、ポケットに手を入れ落ち着こうとします。それでも人と上手に付き合えないので同じことの繰り返しになります。人付き合いが苦手な人は、積極的に人と関り、その過程でストレスも落ち着いてポケットに手を入れないで済むようになります。

ポケットに手を入れる人の性格

ポケットに手を入れる人は、どんな性格をしているのでしょう。ポケットに手を入れるという行為は、誰もがごく自然にしてしまうものではありません。周囲へ与える印象を気にする人は、逆にポケットに手を入れることに抵抗があるでしょう。 ポケットに手を入れる人は、周囲の目をあまり気にしない性格なのでしょうか。考えられる性格を挙げていきます。

性格1:自信家

ポケットに手を入れる人の性格には、自信家というものがあげられます。自信があり、堂々としている性格なので身体も大きく見せようとしています。ポケットに手を入れることはなんとなく身体をまとめて、小さく見えてしまいます。ですが、手全体を入れなければ逆に堂々として見えるのです。 特に男性にはよく見られますが、親指もしくは親指以外の指だけを入れる人もいます。手全体を入れるわけではないので、肘が張って肩が広がり、自然と大きく見える印象を与えるのです。

性格2:内向的

人見知りであったり、人と関わることが苦手な内向的な性格の人も、ポケットに手を入れることが多いでしょう。先ほど自信家の人は、ポケットに手を入れるとお話しましたが、反対に自信が持てない人も、ポケットに手をいれて気の小ささを隠そうとします。 ポケットに手を入れる行為が、自分を隠すためのものであれば、内向的な性格の自分全てを隠そうとしています。人に対して積極的になれないので、ポケットに手を入れて消極的な自分を保守するのです。

性格3:見栄っ張り

ポケットに手を入れる人の中には、見栄を張ったり虚勢を張ったりする人もいます。本当は気が小さいのに、そう思われないためにもポケットに手を入れるのです。ポケットに手を入れると、緊張しているようには見えないからです。 心の中ではいろんな心配を抱え、堂々とした気持ちになれないのですが、人からしっかりしているとみられたいと思っています。ポケットに手を入れるのは、余裕を持っていると思われるためと、小心者の自分を守るためと、二つの意味があります。

性格4:自意識過剰

ポケットに手を入れる人は、いろんな意味で自意識過剰な性格をしているでしょう。自分が持つ魅力もそうですし、反対に周りが気にしないようなことでも気になってしまったりもします。自意識過剰は、必要以上にあれこれ考えてしまう性格なのです。 自意識過剰なのは、全て潜在意識なので自分では深く考えることもなかったでしょう。その自意識過剰が落とし穴になって、余計にストレスを抱えやすくなっています。ナルシストのように自分に自信があっても、ポケットに手を入れる癖はどんどんあなたの自信と反対方向を向いてしまいます。

ポケットに手を入れる人の心理

ポケットに手を入れる人の心理を考えてみましょう。「どうしてポケットに手を入れるの?」と自分にも相手にも聞きたくなる人はいるでしょう。この心理を知ることで、ポケットに手を入れる意味や、自分の抱えている感情を知ることができます。 ポケットに手を入れるとき、どんなことを考えているのかみていきます。

心理1:隠し事がある

何かやましいことや、隠したいことがあるとポケットに手を入れることが増えるでしょう。隠したいという心理のままに手を隠しています。嘘をつくときにポケットに手が入ることもあるので、なんとなくでも話に違和感を感じたら手元に気をつけてみましょう。 話をしている最中に、頻繁にポケットに手を入れるようになったら、それは隠し事があるからなのかもしれません。ポケットに手を入れることで、隠し通せていると思っているので、表面上では隠し事をしていると気付きにくいかもしれません。

心理2:かっこいいと思っている

ポケットに手を入れるという仕草を、男性はカッコいい、女性は可愛らしいと思っていることがあります。どういった振る舞いが自分の魅力を引き立てるのか知っている人は、ポケットに手を入れる行為もそのうちの一つになります。 片手をポケットに手を入れてけだるそうにしていたり、両手をポケットに入れて肩を竦ませ身体を小さく見せたりなど、その見せ方は様々です。ポケットに手を入れる癖は、自分をよく見せるためで、意識的にそうしているのでしょう。

心理3:干渉されたくない

ポケットに手を入れるのは、自分の内側を見せたくない心理と、踏み込んでほしくないという心理を持っています。ガードしているようなものでしょう。「それ以上首を突っ込んでほしくない」と思うとポケットに手を入れるようになります。 人を信頼することが難しいので、信頼しきっていない人に踏み込まれることも嫌がります。人から干渉されたくないときにポケットに手を突っ込むときには、その仕草でメッセージは伝わっていると思っているでしょう。

心理4:安心感を得たい

人は不安な気持ちを抱えると、どこかに隠れてしまいたくなります。簡単に隠れることはできないので、身体の一部を隠す意味でポケットに手を入れることもあるのです。ポケットに手を入れることで、安心感を得ているのです。 気持ちが乱れるときに、手を開いたり閉じたり、何かに触れていると気が紛れることもありますよね。そういった意味でも、ポケットに手を入れるだけで気が紛れます。このようにして安心感を得る人は、ポケットの中でも手はせわしなく動いているでしょう。

心理5:不満がある

その場の状況や相手に不満を持っているときにも、ポケットに手を入れやすくなります。これは無言のメッセージとして相手に訴えかけています。不満がある、退屈している、その場を離れたいという感情をアピールしているのです。 ポケットに手を入れて表情があまり晴れやかでなければ、「楽しくないんだろうな」とこちらが興ざめしてしまうこともあります。本人はそれをよく知っていて、わざとポケットに手を入れるのです。

ポケットに手を入れる人の周囲からの印象

ポケットに手を入れることがカッコいいと思っている人もいますが、周囲からの印象はどうでしょう。周囲の人も、カッコいいと思ってみているのでしょうか。実はそうではありません。ポケットに手を入れている人をみて「だらしない」と思う人もいるのです。 カッコいいと感じる人と、そうではない人の心理には、どういった違いがあるのでしょうか。

身だしなみが悪い

ポケットに手を入れるだけで、どれだけ服装に気を付けていても身だしなみが悪いという印象を持たれてしまいます。身だしなみそのものがしっかりしているのだから、振る舞いもきちんとすればいいのにと周りは思っているでしょう。 職場でそのような印象を持たれてしまうと、個人的な問題に限らず職場そのもののイメージを悪くしてしまいます。「あんなだらしない人がいる会社とは取引しない」となる可能性もあるので気を付けましょう。

マナーが悪い

仕事や改まった場所では、基本的に両手は身体の横にあることがマナーとなります。挨拶をする時でも、身体の前で合わせることはあっても、隠すということはマナー違反になってしまいます。マナー違反以外にも、失礼な行為として受け取られます。 マナー違反な行為がカッコいいと思われることはありませんよね。「失礼で礼儀のなっていない人」と判断されてしまえば、カッコいいどころか非常識な人と思われます。カッコいいと思い込み、マナー違反を犯していないかもう一度見直してみましょう。

怖そうと感じる

男女問わず、ポケットに手を入れることで怖いという印象を与えることがあります。ポケットに手を入れて自分を堂々と見せる心理があっても、周囲ではそれを威圧的に感じることもあるようです。素行の悪い人と思われることもあるでしょう。 カッコつけているつもりで、意識してポケットに手を入れているとその姿に憧れる人よりは、近づくことを臆している人がいることを自覚しましょう。そのことに気付かないと自分の魅力の伝え方がいつまでたっても間違えたままになってしまいます。

人間性が小さく見える

自信がないから、カッコつけたいから、不安だから、そういった心理からポケットに手を入れるとお話しました。ですが、こういった心理を抱えているからこそ、余計にその行為で人間として小さく見られることもあります。 「カッコつけてるつもり?」「うじうじしていやな感じ」など、自分を大きく見せようとしていることを見透かされています。そうすると、必要以上に人間性が小さく見られてしまうのです。自分を堂々とした人間に見せたいのであれば、ポケットに手を入れる以外の方法をみつけましょう。

印象そのものが悪くなる

具体的な理由などはなく、ポケットに手を入れるだけで印象そのものが悪くなり、「人としてどうかと思う」と思われることにもなりかねません。人としての本質を疑われてしまうのです。 スーツなどかしこまった服装の場合、ジャケットのポケットに手を入れる人は少ないでしょうが、ズボンのポケットに手を入れる人はよく見かけると思います。スーツは仕事に限らず、冠婚葬祭やきちんとした行事に着用することもあるので、そういった場での印象を悪くしないためにも、ポケットからは手を出すようにしましょう。

ポケットに手を入れる癖を治す方法

ポケットに手を入れることは、ただの癖ではすまないことがわかりました。自分で思っているよりも、周囲ではいい印象を持っていません。治せる癖ですから、早いうちに治しておいた方が、あなたの評価にも影響を与えないでしょう。 ポケットに手を入れる癖は、どうしたら治せるのか、改善法をご紹介していきます。

方法1:常に手が見えるようにする

ポケットに手が入ることが当たり前になっている人は、常に手が見えている状態にしましょう。目で確認しなくても、手の指を屈伸させるように動かすことで、ポケットに入れることを防ぐことができます。 自分がどんな時にポケットに手を入れているのかわかっている人は、特にそういった場面で手を出しておくようにしましょう。机の上に置いたり、何かを持ったりすると、目に見える範囲で確認できるので、ポケットに手を入れずにすみます。

方法2:人から指摘してもらう

自分で治したいと思うと同時に、周りもポケットに手を入れる癖を改善してほしいと思っていれば、指摘してほしいとお願いすることも効果的です。積極的に協力してくれるでしょう。 無意識にポケットに手を入れる人は、なかなか気づくことができません。安心してしまえば、なかなかポケットから手を抜くことも難しくなってしまいます。人から指摘してもらえれば、強制的にポケットに手を入れずに済みます。

方法3:ポケットのない服を着る

ポケットに手を入れる癖を治すには、ポケットのない服を着ることも改善法になります。これは極論ですが、どうしても治したい人の場合には荒療治として効果があるでしょう。ポケットのない服を着ていると、不安などを感じても他の代替策をとるものです。 ポケットに手を入れる行為そのものが、安心を得たりリラックスするための代替行為になります。カッコつけるためだとしても、手段の一つでポケットを利用しているだけなので、ポケットがないことには支障はないでしょう。

方法4:手作業を増やす

手作業を増やすことも、ポケットに手を入れる癖の改善に繋がります。何かしら手を使った作業を心掛ければ、ポケットに手を入れる暇もなくなります。何もすることがないときは、リラックスすることができているので、それもまたポケットに手を入れる理由がないのです。 人と一緒にいて、手を使った作業ができないという場合でも、手元に何かしらを握っておくといいでしょう。目立ったものではなく、手を握った時に隠れるビー玉などの細かいものを握り、手の中で動かし続けるだけで効果はあります。

方法5:自分に自信を持つ

ポケットに手を入れることは、自分の自信のなさから来ていることが大きな要因です。自分の内面にも外見にも自信をもちましょう。そのままの自分でも平気なのだと考えるようにします。自信がない、そわそわした様子は、周囲もなんとなく距離を近づける気になれません。 自分に自信が持てれば、隠す必要も見栄を張る必要もなくなります。自信を持って、そのままの自分の魅力を自然体でアピールする努力の方が大事なのです。自信の表れは身体に出てきます。背筋を伸ばし両手をすっきり出していれば、その分気持ちも堂々としてきます。

デートでポケットに手を入れるのはなぜ?

恋人とのデート風景で、男性のポケットに女性の手が入っている場面を見たり、経験したことはありますか?これには、男性にも女性にも、それぞれに恋愛における特別な心理が隠れています。その心理は異性で少し違うものなのです。 男性の場合、冷えた手を暖めてあげたい、離したくない、独り占めしたい、など女性に対しての執着のような心理を抱えています。思いやりもありますが、好きな人の手を自分のポケットというフィールドに閉じ込めて安心します。 女性の場合は、ポケットという逃げ場のないスペースに自分の一部を閉じ込められるので、心を許していることを表します。お互いの心理が合致すると、男性のポケットに女性の手が入ることが、お互いの愛情や信頼関係を再認識する手段になります。

人と向き合う時には思い切ってポケットから手を出してみよう

ポケットに手を入れる癖についてご紹介しました。何気ない仕草でも、色んな心理があり、自分と他人では解釈の違いがあることもわかりました。自分でカッコいいと思っていると、外で恥をかいてしまう可能性もあります。 また、ポケットに手を入れることは、心を閉ざしたり隠したりしているようなものです。相手は失礼とも感じますし、自分に心を開いてくれないことを残念に思うでしょう。そのままでは、人間関係もぎくしゃくしたままになってしまいます。 人と向き合うときには、思い切ってポケットから手を出してみましょう。手を出すと落ち着かない人は、少しずつでも改善することをオススメします。自分から心を見せることで、相手もあなたを受け入れる気持ちになっていきますね。

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