傷つきやすくて生きにくいと感じたことはありませんか?傷つきやすいことで、ちょっと言われて落ち込んだり、何かするにも躊躇してしまうことが多々あるかと思います。そんな傷つきやすい人のために、傷つきやすい人の特徴や性格、克服方法を紹介していきます。
傷つきやすさを何とかしたいあなたへ
人が何気なく言った言葉、態度で傷ついてしまうことってありませんか?それにより、人付き合いが億劫になったり、必要以上に気を遣い疲れてしまうということもあるかと思います。そして、傷つきやすい自分を克服出来たらもっと生きやすくなるのにと思うこともあるでしょう。 今回は、傷つきやすい人の特徴や性格、心理的原因、傷つきやすさを克服する方法について紹介していきます。
傷つきやすい人の特徴
傷つきやすい人にはいくつかの特徴があります。傷つきやすい人の特徴について紹介していきます。ぜひ、自分自身と照らし合わせてみてください。
特徴①傷つきやすい人は感受性が豊か
傷つきやすい人は、感受性が豊かでいろんな物事に対してよく観察し気が付き敏感に反応してしまう特徴があります。感受性豊かなことはとてもいいことなのですが、度を過ぎてしまうと傷つきやすくなってしまうところも持っています。 豊かな感受性により、人が言った言葉、態度、表情のひとつひとつのことに関して敏感に反応してしまい、傷ついてしまいます。
特徴②傷つきやすい人は気遣いしすぎる
傷つきやすい人は、気遣いが出来るのですがそれが度を過ぎてしまうという特徴があります。気遣いもとても大切なことです。気遣いが全くできない人もいます。 しかし、傷つきやすい人は気遣いしすぎてしまった結果疲れてしまい、ちょっとしたきつい言葉への抵抗力もなくなり、傷ついてしまうことになります。
特徴③傷つきやすい人は自分の思いや言いたいことを言うことができない
傷つきやすい人は自分の思いや言いたいことをなかなか言うことができないという特徴もあります。 傷つきやすい人は自分の思い、言いたいことを言わないため、相手の言葉や態度などに傷ついていたとしても相手は大丈夫だと思ってしまいます。したがって、そのままの言動で接するため結果、更に傷ついてしまうことになります。
特徴④傷つきやすい人は他人の評価を極度に気にする
傷つきやすい人は、人と比べ極度に人の評価を気にしてしまう特徴もあります。傷つきやすい人は、人の評価が気になります。 したがって、「少し注意を受けた」や「相手の態度が冷たかった」ということだけで、もしかしたら嫌われたのではないかと気にしてしまうのです。そのようにすぐに考えてしまうことにより、傷ついてしまいます。
傷つきやすい人の性格
傷つきやすい人には、特徴だけでなく傷つきやすい性格もあります。次に、傷つきやすい人の性格について紹介していきます。
性格①傷つきやすい人はとても優しい性格
傷つきやすい人はとても優しい性格をもっています。困っている人を放っておくことが出来ず、自分のことより他人のことを優先するタイプです。 そのため傷つきやすい人はそれを利用されたり、それにより裏切りを受けることも多いです。したがって、優しい性格の人は傷つくことも多くなります。
性格②傷つきやすい人はネガティブになりやすい性格
傷つきやすい人はネガティブな正確な人にも多いです。先ほども紹介しましたが、傷つきやすい人は、「極度な気遣い」と「極度に人の評価を気にする」という特徴があります。 ポジティブな性格なら傷つかないのかもしれません。ただ、傷つきやすい人はこれにネガティブな性格がプラスされてしまいます。ちょっとした他人の言動を敏感に感じ取り、それをマイナスに捉えてしまうのです。結果、自分が傷ついてしまうということになります。
性格③傷つきやすい人は優柔不断で気落ちしやすい性格
傷つきやすい人は優柔不断な人も多いです。何に対しても優柔不断なため、他人から見るとイライラしてしまいます。すると必然的に相手の言葉はきつくなってきます。 ただ、傷つきやすい人は、色んなことに敏感に反応してネガティブになってしまう性格です。相手はそんなつもりはなかったとしても、傷つきやすい人は相手の言葉や態度に傷つき気落ちしてしまうという結果になってしまうのです。
性格④傷つきやすい人は細かいことにこだわってしまう性格
傷つきやすい人は、細かいことにこだわってしまう性格があります。特徴の「感受性が豊か」なところと重なるところもあるかもしれませんが、様々なことに敏感に気づくためいろんなところをきちんとしないといけない性格になってしまうのかもしれません。 仕事の面では、細かいところまできちんとやることは良いことです。ただ、こだわりすぎて上手くいかなかったり、他の人と対立することも多くなり傷つくことが多くなります。
傷つきやすい人の心理的原因とは?
傷つきやすい人には、それなりの原因があります。傷つきやすいところを直したいと思って闇雲に動いても、時間ばかりが経過してしまう可能性があります。 また、時には直そうと思って動いたことにより、傷ついてしまうこともあるでしょう。それでは、本末転倒で傷つきやすい人が更に傷つきやすくなってしまう可能性もあります。 克服する前にどんな心理的原因から傷つきやすくなってしまったのか、確認していきましょう。
心理的原因①子どもの頃の「愛情欲求」が満たされていない
傷つきやすい人は、人から好かれたいという思いが強くあります。その原因としては「親に十分に甘えられなかった」ことにあります。 子どもは親に甘えたいという本能があります。子どもは親に「頭をなでてもらいたい」「ぎゅっと抱きしめてもらいたい」「かまってほしい」「笑いかけてほしい」と思います。 これを「愛情欲求」と言いますが、この愛情欲求が十分に満たされた人は、「ありのままの自分で良いんだ」と心から思うことができ、いつもニコニコしていて、傷つきにくい人になります。 傷つきやすい人は、この愛情欲求を十分に満たされなかった人が多いです。
心理的原因②大人になって「愛情欲求」から「承認欲求」へ変化する
子どもの頃の「愛情欲求」は大人になると「承認欲求」に変わります。子どものころ、親に甘えたいというのが「愛情欲求」ですが、大人になってそのまま子供の頃のように甘えたいということではありません。 愛情欲求を満たされなかった人は、子どもの頃に感じていた「愛情欲求」から「好かれたい」「尊敬されたい」「認められたい」という願望に変わります。これが「承認欲求」です。 傷つきやすい人は、このように「愛情欲求」がそのまま「承認欲求」に変化していきます。したがって、次の心理的原因で詳しく紹介していきますが他の人よりも「承認欲求」が強くなる傾向にあります。
心理的原因③「承認欲求」が強くなりすぎる
傷つきやすい人は、「愛情欲求」が満たされていない分、「承認欲求」が強くなりすぎる傾向があります。そのため、人から嫌われたりすることで、他の人以上にショックを受け傷つきます。 「愛情欲求」を満たされていない人は、親が仕事で忙しかったなどで甘えられず、十分な「無償の愛」というものを受け取ってこなかったということです。 これは、「ありのままで良いよ」と言うことを受け取ってこれなかったということになります。したがって、傷つきやすい人は大人になると「認めてもらいたい」「尊敬されたい」などの欲求で自分の存在価値を見出そうとします。 傷つきやすい人は自分の存在価値を見出すために、認めてもらい、尊敬されて「好かれる人間」になる必要があります。そのために傷つきやすい人は「欠点のない人間」になろうとします。そこで、自分の弱さや欠点を指摘されると自分を否定されたように感じ傷ついてしまいます。
心理的原因④過去のトラウマが心を弱くしている
傷つきやすい人は親の愛情不足からだけではありません。子どもの頃にいじめられたことやバカにされたことで心が傷つき、そのトラウマが原因のこともあります。 子どもの頃のトラウマから大人になっても自信がなく、また子供の頃の心の痛みを思い出し、バカにされたり批判されるとすぐに傷ついてしまうのです。
傷つきやすさ診断チェック!あなたは傷つきやすい人?
自分はよく他人の言動に傷つくけど、本当に傷つきやすい方なのか…と思うことはないでしょうか。次のチェックで確かめてみましょう。
1.自分の思い通りにならないとイライラする 2.映画やドラマで泣くことが多い 3.なかなかNOと言えない 4.世間体や周りの目を気にする 5.大勢の中に居ると疲れやすい 6.他人の言葉に左右されやすい 7.身近な人が不機嫌だと自分に原因があると思う 8.一人が好き 9.過去の失敗を3つすぐに言える 10.記憶力が良い これらのチェックで該当すれば、傷つきやすい人と言っていいでしょう。
傷つきやすさを克服して心を軽くする方法5つ
傷つきやすいと本当に生きづらいですよね。傷つきやすい心を克服する方法があるのであれば実践して克服し、残りの人生楽しく過ごしたいものです。次に傷つきやすい心を克服する方法を紹介していきます。
克服方法①傷つきやすい自分を受け入れる
傷つきやすい自分を受け入れるというのもなかなか難しいことです。ただ、自分が傷つきやすい人なんだと受け入れることで、「こんなことで傷ついて自分はダメだ」傷つきやすい自分に傷つくことがなくなります。 傷つきやすい人は自分に自信がない人が多いです。傷ついた時に「傷ついて自分はダメだ」と思うことで更に自信を無くし、ますます傷つきやすくなってしまいます。 傷つきやすい自分を受け入れることは、結果自分自身を守ることに繋がります。常に自分は傷つきやすい人なんだと思い、傷つきやすい自分を受け入れていきましょう。
克服方法②運動すること
傷つくことと運動することは一見関係なさそうですが、運動することで「セロトニン」というホルモンが出されることにより、傷つきにくくなります。 セロトニンは幸せホルモンとも言われています。傷つきやすい人はどうしても自信がなく「自分だけ…」と思ってしまう傾向があります。それが運動をすることで、脳が幸せと思い傷つくことも少なくなってきます。
克服方法③受け取り方をポジティブに変える
他人の言動で傷つきそうになった際に、傷つきやすい人は「自分が何か悪いことをした」「相手を不機嫌にさせるようなことをした」と思ってしまいます。 それを「自分に嫉妬してるんだ」や「できないから余裕がないんだな」と考え方を変えることで、傷つくことを防ぐことが出来ます。
克服方法④得意分野を伸ばすなどして自信をつける
傷つきやすい人は子どもの頃の「愛情欲求」が満たされていない人が多いということは先ほど紹介しました。「愛情欲求」は「自分はありのままで愛される人なんだ」という「自己肯定感」を作られるのにも大事になってきます。 子どもの頃に愛情欲求を満たされなかった人は、そこのところが書けてしまう傾向にあります。そのためもともと自信がありません。 したがって、自分の得意分野をさらに伸ばしたり、自分の良いところを日々見つけていき自信をつけて、自分はこれで良いんだと思うことで、他の人の言動に敏感に反応して傷つくこともなくなります。
克服方法⑤自分は自分と考える
傷つきやすい人は、人と比べて人の評価を気にすると「特徴」のところでご紹介しました。傷つきやすい人は、どうしても人と比べてしまうかと思います。ただ、傷ついた時に「自分は自分、他人は他人」と思うことで、気持ちが落ち着いてきます。 また、傷つきやすい人は「承認欲求」が強いと言いましたが、自分で「自分自身」を認めていないことも多いです。まずは「自分は自分」と思い自分を認めることが傷つきやすい自分を克服する第一歩となってきます。
傷つきやすい自分を克服して充実した生活を送ろう!
傷つきやすい人は、色んなことを気にしながら生活していることが多いです。色んなことを気にして気を使いながら過ごすというのは思っている以上にエネルギーを使います。エネルギーを使っている割には、充実し多生活が出来ているかと言えばそうとは限りません。 エネルギーを使うなら、自分自身充実していると感じれるような過ごし方をしたいものです。先ほどもお伝えしましたが、傷つきやすい人は自分を認めていないことが多いです。 自分を認めていないことで他の人が自分に抱いている感情が絶対になり、自分の意見などに対して否定や避難をされると傷ついてしまいます。「自分自身はこの世にいるだけでOK」と自分自身を認め、傷つきやすい自分を克服して今まで以上に充実した生活を手に入れましょう。
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