助産院で出産するメリットとは?助産院の特徴・リスク・費用まとめ

助産院 出産

「助産院で出産するって、どんな感じなんだろう‥?」

助産院とは、医療行為を一切行わない「自然なお産」のみを扱う施設のこと。母子ともに健康であることなどが条件になりますが、昔ながらの自然なお産を経験をすることができます。

しかし助産院での出産にはメリットだけではなく、デメリットがあることも事実。助産院で産むリスクや、費用のことなども、気になりますね。

・助産院と産婦人科はどう違うの?
・助産院で出産するメリット、デメリットは?
・助産院の入院費用は?

助産院でのお産を検討しているママに。助産院の特徴やメリット・デメリット、料金のことなどについて、まとめてみました!







助産院の特徴とは?

助産院 特徴

助産院とは、助産師が開業している出産施設のこと。助産師の自宅を施設にしていることが多く、アットホームな雰囲気のなかで出産したいママに人気があります。

ただし助産院は病院とは違い、出産の際に産婦人科医の立ち会いがありません。また助産師は医療行為をすることができないため、健康状態に問題のない妊婦さんだけが助産院で出産することができます。

また出産の際に何かトラブルがおきた場合は、提携している病院に搬送されるようになっています。

助産院とは9床以下の入院設備のある施設で、医師ではなく助産師による介助のみでお産をします。家庭的な雰囲気の中でお産できるので、自宅にいるような安心感があるのがメリットです。

医療行為は行えないので、健康で正常な妊娠経過を経ていないと助産院でのお産は難しいでしょう。また必ず提携の医療施設があり、少しでも異常がある場合は速やかな転院が必要です。

自分が産むんだという前向きな姿勢が大切です。

引用:「月数ごとに「見てわかる!」妊娠・出産新百科」監修:杉本充弘(ベネッセ・ムック たまひよブックス)p.167

助産院と産婦人科の違いとは

助産院の大きな魅力は、リラックスした雰囲気のなかでナチュラルな出産ができること。しかしながら、誰もが助産院でお産ができるわけではありません。

助産院は産婦人科とは違い、正常な出産のみを扱う施設です。そのため助産院でお産をするためには、いくつかの条件をクリアしなくてはいけません。

<助産院で出産できる条件>

・妊娠の経過にトラブルがない
・妊娠合併症がない
・帝王切開の経験がない
・子宮筋腫や子宮のトラブルがない

・胎盤の位置に問題がない
・逆子ではない
・多胎(双子、三つ子)ではない
・胎児に異常がない など

助産院で扱えるのは妊娠経過に問題のないお産のみ。たとえママの健康状態に問題がなくても、多胎妊娠や逆子などの出産は扱うことができません。

また初産の高齢出産(35才以上)や、不妊治療による妊娠などの場合は、助産師さんと相談の上、受け入れ可能になることもあります。

助産院で出産するメリット3つ

助産院 メリット

助産院で出産するには、クリアしなくてはならないハードルがあります。それでも助産院でのお産を一度体験したママは、次のお産の際にも助産所を選択することが多いそうです。

助産院には「またここで産みたい!」と思わせる魅力やメリットがあります。それでは助産院で出産するメリットについて具体的に見てみましょう。

1)昔ながらの自然な出産ができる

助産院での出産には医師の立ち会いが無く、帝王切開や会陰切開、陣痛促進剤の投与などの医療行為は一切行われません。助産師はママの体に備わった「産む力」を活かし、自然な出産をサポートします。

通常、助産院には分娩室も分娩台も無く、和室の畳の上に布団を敷いて、その上でお産をします。分娩の際、ママは布団の上で立ったり座ったり、自分が一番ラクな体勢で自由にいきむことができます。

出産後はそのままの部屋で移動する必要もなく、完全母子同室で過ごすことができます。

2)ママの要望に応えてくれる

基本的に助産院は自由度が高く、ほとんどの場合、ママが希望する方法でお産ができるように相談にのってくれます。「パパだけでなく、子供にも出産に立ち会ってほしい」「フリースタイルでお産がしたい」など、さまざまな希望に応えてくれます。

面会時間が自由で、家族が気がねなく宿泊できる助産院も多いため、上の子供がいる場合も安心です。「自宅で出産したい」というママのためには、自宅出張を請け負うことも。

産後の体を休めるために、産後入院(産褥入院)ができる助産院もあります。母体が回復するまでの期間、経験のある助産師がママと赤ちゃんの両方をケアしてくれます。産後入院の間、助産師に育児のノウハウを教えてもらうこともできます。

3)母乳育児を完全サポート

助産院は母乳ケアが充実していることが多く、できるだけ母乳で育てられるよう母乳介助をしてくれます。プロの助産師さんの丁寧な母乳アドバイスを受けられるのは、助産院ならではのメリットですね。

産後は完全母子同室で過ごすため、スムーズな母乳育児を始められる環境が整っています。また助産院では質のよい母乳のために、野菜中心の食事が出されます。

助産院は「母乳外来」を併設していることも多く、その施設で出産していない場合でも、お世話になることができます。「乳腺炎気味なとき、母乳マッサージをしてもらってラクになった!」というママも少なくありません。

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助産院のデメリットは?

助産院 デメリット

助産師さんの手厚くきめ細やかなサポートが受けられる助産院ですが、助産院で出産するデメリットはあるのでしょうか。

助産院で出産するデメリットについても、具体的に見てみましょう。

1)緊急時は病院に搬送される

助産院では医療行為が行うことができないため、出産の際に何かトラブルが起きた場合、提携している病院に搬送されることになります。

当然、病院に運び込まれるまでは時間がかかるため、その分処置が行われるタイミングが遅れてしまいます。

<助産院での出産するリスクとは>

・医療処置が必要になった時、その場で対応ができない
・何かトラブルが起きた際の処置が遅れる

もしもの際のリスクが気になるなら、助産院ではなく病産院などの施設を選ぶほうが安心でしょう。

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2)トラブルのない出産しか扱えない

助産院では妊娠経過に問題のないお産しか扱うことができません。そのため妊娠中の経過に何らかのトラブルが発生した場合、助産院での出産は諦めないといけません。

助産院でのお産が不可となった場合は、提携している病産院での分娩予約をとり、転院する必要があります。

3)助産師との相性が重要

助産院では、経営する助産師さんの育児方法や育児方針が全面的に反映されます。そのため助産師さんとママの育児観が一致しない場合、ママは納得できない気持ちになる可能性も。

助産院を希望する場合は、妊婦健診のときから通い、じっくりお付き合いしましょう。

その助産師さんの方針が出産方法や育児方法にストレートに反映されるので、自分との相性ををチェックすることが大切です。

引用:「はじめてママ・パパになる!Happy!妊娠・出産オールガイド」監修:竹内 正人(新星出版社)p.71

助産師さんとは出産後までの長い付き合いになるので、ママと助産師さんの価値観の一致は、大切なポイントになります。

助産院の出産費用は?

助産院 費用

助産院の出産費用も気になりますね。一般的な助産院の「妊婦健診費」「分娩費用」などは、産婦人科の費用と大きな違いはありませんが、助産院によって料金は違ってきます。

また妊婦健診で使用できる「妊婦健診補助券」は、自治体によって使用できる出産施設が限定されるため、助産院では使用できない場合もあります。

「妊婦健診補助券」が使えない場合は
→希望する助産院で「妊婦健診補助券」が使えない時は、実費で妊婦健診を受けることになります。

妊婦健診は保険適用外なので、実費で払うと大きな負担になります。「妊婦健診補助券」が使用できるかどうか、事前に助産院に問い合わせましょう。

妊婦健診補助券が使えるかどうかは助産院によりますが、健康保険の「出産育児一時金」は助産院でも受け取ることができます。

産前・産後ケアの場としても

助産院 出産

助産院では、ママの「産む力」を十分に活かして、自然なお産をサポートします。そのため「自分の力で子供を産んだ」という感慨が大きく「母親としての自信ができた」というママも少なくありません。

また助産院は母乳外来や母乳マッサージを行っているだけでなく、ベビーマッサージ教室やママの骨盤ケアなどを実施していることもあります。

「助産院でお産をする」という選択をしなかった場合でも、産前・産後ケアや育児相談ができる場所として、気軽に助産院を訪れてみては。経験のある助産師さんに育児相談をすることで、気持ちがラクになることもあるはずです。







この記事を書いた人

執筆者:菜月

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