乳腺炎の症状について│乳腺炎の初期症状は?悪化した時の対処法は?

乳腺炎 症状

「胸が腫れてチクチク痛い‥これって乳腺炎の症状?」

おっぱいが赤く腫れたり痛みを感じると「もしかして乳腺炎かも」と心配になりますね。乳房の痛みや腫れなどは乳腺炎の要注意サインなので、早目の対処が大切です。

乳腺炎の症状を悪化させると、頭痛や悪寒がしたのち、一気に高熱がでます。こうなると自分で対処するのは難しいので、早目に産婦人科や母乳外来を訪れる必要があります。

・乳腺炎の初期症状は?
・もし乳腺炎が悪化したら、どんな症状がでる?
・断乳で乳腺炎になることもある?

乳腺炎は症状を悪化させる前に、早目に対処したいもの。乳腺炎の初期症状や、断乳時の乳腺炎ケアなどについて、まとめてみました。

乳腺炎の初期症状とは?

乳腺炎 初期 症状

乳腺炎とは、古い母乳が乳房内にたまって、乳腺組織に炎症がおきた状態のこと。母乳が乳腺に詰まって、うまく外に出せなくなることで起こります。

ママの乳房にしこりができ、ズキズキと痛んだり、赤くなったり、高熱が出たときは、乳腺炎かもしれません。

乳腺炎になると、最初はおっぱいに違和感を感じたり、赤ちゃんが飲むのをいやがるなど、いつもとちょっと違う様子が見られます。次第に乳房が張って痛み、ママや寒気やだるさ、高熱といった症状が出てきます。

引用「母乳育児の教科書」粟野雅代(株式会社マイナビ)p.114

本格的な乳腺炎になると、高熱やだるさ、頭痛など風邪のような症状があらわれますが、その前に初期症状として、ママの胸や赤ちゃんの様子に次のような変化がみられます。

初期症状 1)乳房の赤みや腫れ、痛み

乳腺炎の前兆として、おっぱいの一部が赤みがかって腫れたり、熱っぽくなります。乳房の強い張りを感じる場合もあります。

また胸にチクチクした痛みや、かゆみを感じることもあります。赤ちゃんに授乳する際、ズキズキした痛みを感じたり、激痛をおぼえることも。乳房が熱っぽく痛いのは、乳腺炎の要注意サインです。

初期症状 2)乳頭に白斑ができる

乳頭にあらわれる白いニキビのようなものは「白斑」と呼ばれます。母乳の固まり(乳栓)が乳口をふさいでしまった状態なので、ふさがれた乳腺内には古い母乳がたまってしまいます。

白斑ができたのち、乳腺炎の症状が悪化することは少なくありません。乳栓が抜けるよう赤ちゃんに頻回授乳したり、母乳外来で乳房マッサージなどのケアを受けるようにしましょう。

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初期症状 3)乳房にしこりができる

乳腺炎の兆候として、乳房の一部にしこりができることもあります。しこり部分がピリピリと痛かったり、赤みがかって腫れてきたら要注意です。

母乳の通り道「乳管」が詰まると、その部分にしこりができます。しこりが母乳の流れを止めてしまうため、乳管内に古い母乳がたまり、乳腺炎を引き起こしてしまうのです。

しこりができたら、授乳方法を工夫したり、マッサージをするなどして早目に対処しましょう。

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乳腺炎は初期症状のうちにケアを

乳腺炎は早めの対処が大切です。乳房の痛みや腫れなどの兆候が見られたり、赤ちゃんが母乳を飲みたがらなくなったら、症状が悪化する前に早目にケアを。

まずは赤ちゃんに授乳をしたり、自分で搾乳をするなどして、母乳を排出しましょう。乳房に赤みがあり熱っぽく痛む場合は、濡れタオルなどで冷やしてみて。

また乳腺炎の症状を和らげる効果で有名な「葛根湯」は、本格的に症状があらわれる手前のタイミングで、早めに飲むようにしましょう。

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乳腺炎が悪化すると、頭痛や熱などの症状が

乳腺炎 頭痛

乳腺炎は悪化する前にケアしたいものですが、もし症状が進行してしまうと、悪寒や発熱、頭痛や体のだるさなど、風邪のような症状がでるようになります。

乳腺炎になると胸が張って痛みますが、多くの場合、左右どちらかの胸の一部が腫れたり赤みがでるのが特徴です。乳腺炎の典型的な症状について詳しく見てみましょう。

発熱する・高熱がでる

乳腺炎の症状が悪化すると、ゾクゾクとした寒気を感じたあと、発熱することがあります。一気に40度近い高熱がでて、頭痛やだるさ、関節痛を伴うことも。

母乳を作る乳腺が炎症を起こした状態を乳腺炎といいます。炎症とは、赤く腫れて、熱を持ち、痛い様子です(中略)

まずしこりができ、半日から1日たつあたりで、しこりの部分が赤く腫れ上がり、ぞくぞくと寒気を伴って熱が上がり、インフルエンザ並みの高熱が出る、というのが典型的な乳腺炎の経過です。

引用「おっぱいでもっとらくらくすくすく育児」北野寿美代(MCメディカ出版)p.61

乳腺炎の症状は授乳を続けることで緩和されるため、熱がある時でも母乳育児を止めないことが大切です。体調が悪くてだるい時の授乳は大変ですが、できるだけ頻繁に赤ちゃんにおっぱいをあげるようにしましょう。

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黄色・緑色の母乳が出る

乳腺炎が悪化すると、黄色や緑色など、膿が混じったような色の母乳が出ます。「こんな色をした母乳を飲ませて大丈夫?」と心配になりますが、赤ちゃんに授乳しても問題ありません。

もちろん黄色や緑色のおっぱいは美味しくないため、赤ちゃんは飲みたがりません。何とか赤ちゃんにお願いして飲んでもらうか、自分で搾乳をして、母乳を体外に排出しましょう。

頭痛・吐き気がする

乳腺炎で高熱が出る前兆として、ひどい頭痛がすることもあります。頭痛にともなって、吐き気や倦怠感、悪寒などの症状がでる場合もあるため、風邪と間違えてしまうことも。

高熱や頭痛などの症状がみられたら、自分のケアだけで対処するのは難しいかもしれません。早目に母乳外来や産婦人科を訪れて、治療を受けましょう。

乳腺炎の症状が進行すると、乳房内に「膿瘍」(膿のかたまり)ができ、母乳の排出口がふさがれてしまいます。そこまで症状が悪化すると、外科的な処置が必要になることもあります。

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断乳で乳腺炎になることも‥

断乳 乳腺炎

断乳を機に乳腺炎になることも少なくありません。断乳したら、脳に「もう母乳を作らないで」と知らせるために、胸に母乳を溜めおく必要がありますが、古い母乳を溜め置くことで乳腺炎になりやすくなります。

断乳後の胸の張りや痛みが辛い時は、張りがおさまる程度に軽く搾乳を。断乳後の搾乳は、また母乳が作られないように「軽く搾る程度」に抑えましょう。

乳房が熱っぽく痛い場合は、適度に冷やしてケアを。体を温めると母乳が分泌が促されるため、しばらくお風呂は止めてシャワーにしましょう。また断乳後はママの食事量を控えることも大事です。

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十分な休息と水分補給を

乳腺炎 症状

熱に頭痛に、おっぱいの激痛‥乳腺炎を悪化させると、本当に辛いですね。乳腺炎は初期症状があらわれたら、すぐに適切なケアで対処したいものです。

乳腺炎を悪化させないためには、十分な休息と水分補給を心がけましょう。普段の食生活を見直して、できるだけ脂肪分の少ない食事することも大切です。

授乳中の水分補給には、乳腺炎を予防する効果で有名な「たんぽぽ茶」もおすすめです。ノンカフェインの温かいお茶を飲みながら、しっかり体を休めて下さいね。

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この記事を書いた人

執筆者:菜月

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