乳腺炎に効くマッサージ方法は?乳房マッサージのやり方と注意点3つ

乳腺炎 マッサージ

「乳腺炎に効くマッサージのやり方は?」

「乳腺炎の時、助産院でマッサージしてもらって楽になった!」というママは少なくありません。「こんなに効くなら、自分でもマッサージできたらいいのに」と思うかもしれませんね。

それでは乳房を「セルフケア」できるマッサージ方法や、乳腺炎を予防できるマッサージ方法などはあるのでしょうか。

・乳腺炎の時、自己流のマッサージはダメ?
・マッサージでしこりを解消できる?
・乳腺炎を予防するマッサージのやり方は?

おっぱいトラブルを乳房マッサージで和らげたい時に。乳腺炎の症状がある時の対処法と、乳腺炎を予防するマッサージのやり方などについて、まとめてみました。

乳腺炎をマッサージで緩和するには

乳腺炎 マッサージ

乳腺炎などのおっぱいトラブルを悪化させてしまった時、「助産師さんにマッサージしてもらって助かった」という話しをよく聞きますね。そんな時「自分でマッサージして対処できるかも」と思うかもしれません。

でももし本格的な乳腺炎になってしまったら、自分だけで解決しようとせず、早めに専門家に診てもらいましょう。乳腺炎は症状が悪化する前に、適切な手当てをすることが大切です。

高熱がでたり痛みがひどくなる前に、助産院や母乳外来などの受診を。また母乳マッサージで有名な「桶谷式母乳育児相談室」も定評があります。

乳腺炎を予防するマッサージ方法は?

乳腺炎 マッサージ 方法

まだ乳腺炎ではないけれど「乳管が詰まりそう」「しこりがある」「胸が張る」などの症状を感じることもありますね。そんな時は、早めにマッサージでセルフケアすると効果的です。

それでは乳腺炎を予防する効果が期待できるマッサージには、どのようなものがあるのでしょうか。乳腺炎の前段階に効果的なマッサージ方法3つをご紹介しましょう。

母乳の詰まりを解消するマッサージのやり方

母乳育児中、つい脂っこいものを食べ過ぎて「もしかして母乳がつまるかも‥」と思うこともあるでしょう。乳腺がつまると乳房内に古い母乳がたまり、乳腺炎を引き起こす可能性があります。

乳腺炎の一因となる「乳管の詰まり」を解消するには、「乳管貫通法」というマッサージ方法が効果的です。

「乳管貫通法」

1)乳首を囲むように、乳輪のまわりに5本の指を当てて、乳房の奥のほうにグッと押し込みます。

2)そのまま、乳輪部を包み込むようにしてつまんだら、前に引っぱり出します。

3)前方に引き出した状態のまま、5本の指で乳首を軽くしごきます。これらを両方の乳首で行います。

引用:「母乳育児ミルク育児の不安がなくなる本」渡辺とよ子(主婦の友社)p.23

乳腺炎 マッサージ 方法

「乳管貫通法」マッサージをすると、乳管の詰まりが取れやすくなり、母乳の通りがスムーズになると言われます。柔軟性のある乳首になる効果も期待できるので、乳腺炎の予防にもなります。

しこりがある時のマッサージのやり方

乳房内で母乳のかたまり(乳栓)などが詰まると、母乳の出口がふさがれて、しこりが出来てしまいます。しこりは乳房内に母乳がうっ滞しているサインです。

乳房に出来たしこりをそのまま放置していると、乳腺炎に進行してしまう恐れがあります。痛いしこりも痛くないしこりも、早めにケアすることが大切です。

しこりを解消するためには「しこり圧迫法」というマッサージを試してみましょう。

「しこり圧迫法」

乳腺炎の原因になるしこりを圧迫して散らすマッサージ。痛みがなくても、しこりを感じたら行うといいでしょう。乳腺炎の予防にもなります。圧迫する時に指でしごかないで。

しこりの部分に小指のつけ根の下、手首のすぐ上の手のひらを当て、しこりを背中のほうへグッと押します。この時、しごかないこと。あくまでもしこりを押して散らすイメージで。

引用:「母乳育児ミルク育児の不安がなくなる本」渡辺とよ子(主婦の友社)p.24

乳腺炎 マッサージ 方法

しこりがある部分を揉んだりしごいたりせず、手のひらの外側を広く使ってグッと圧迫してみましょう。しこりを散らすようにするのがポイントです。

また子供に授乳する際に、母乳のしこり部分を乳頭にむかって押さえるようにすると、しこりの解消に効果的です。

胸が張る時のマッサージのやり方

授乳間隔のリズムが上手くいっている時や、「ママの母乳生産量」と「赤ちゃんが飲む量」のバランスがとれている時、母乳育児はスムーズに進みます。

でも授乳間隔のリズムが上手につかめなかったり、ママの母乳の出がよすぎると、胸が張って辛くなります。胸の張りを放置していると乳腺が詰まり、乳腺炎に発展する恐れもあります。

胸が張って痛い時は、乳房を濡れタオルなどで適度に冷やし、「圧抜き」というマッサージを試してみましょう。乳房の「圧」を抜き、母乳の分泌を抑える効果があると言われます。

<圧抜きのやり方>

1)両手を乳房のわきに当て、左右から乳房の間に向けて軽く押し、そのまま15~30秒くらい静止します。

2)今度は乳房を下から持ち上げて15~30秒くらい静止します。

3)乳輪部を親指と人差し指ではさみ、乳輪部の奥に向けて押しながら指の腹を合わせます。

引用:「初めてママの母乳育児安心BOOK」たまごクラブ特別編集(ベネッセコーポレーション)

乳腺炎 マッサージ 方法

圧抜きをした後は、乳房がラクになる程度に少し搾乳しておきましょう。このとき搾乳しすぎると、母乳がまた作られるため、ほんの少しでOKです。

乳腺炎予防マッサージの注意点3つ

乳腺炎 マッサージ

乳腺炎の一因となる「しこり」や「胸の張り」を和らげるためには、自分でマッサージすることも効果的ですが、気をつけたい点もあります。

セルフケアで乳房をマッサージする際には、以下のポイントに注意しましょう。

しこり、腫れた部分をマッサージしない

しこりや腫れている部分を自己流でマッサージすると、トラブルのない乳腺まで痛めてしまう可能性があります。

症状がさらに悪化する恐れもあるため、腫れている部分やしこりをマッサージすることは控えましょう。しこりがある部分は決して揉んだりせず、「しこり圧迫法マッサージ」でケアを。

熱がある時のセルフマッサージはNG

乳腺炎で発熱している時に、セルフケアで乳房マッサージをすることは控えましょう。熱があるということは、乳房内で炎症が起きているということです。

高熱が出た時や乳房が痛い時は、マッサージだけでなく入浴も控え、できるだけ安静を心がけましょう。

症状が悪化する前に医療機関へ

乳腺炎になりそうな気配を感じる場合や、授乳時の痛みなどの症状が続く場合は、早めに助産院や母乳外来などを訪れるようにしましょう。

ちなみに「桶谷式母乳マッサージ」の料金の目安は、初診料5000円、再診料3500円程度になります。

乳腺炎は早めの手当が大切!

乳腺炎 マッサージ

乳腺炎は早めの対処と「予防」が大切です。乳腺炎が本格化すると、病院で治療をすることになり、最悪の場合「切開手術」などの外科的な処置が必要になります。

乳腺炎になりそうな時は、マッサージも効果的ですが、赤ちゃんによく母乳を飲んでもらうようにしましょう。乳房全体からまんべんなく飲めるよう、いろいろな授乳方法を試してみて。

あっさりとした和食中心の食生活を心がけ、温かく消化のよい食事をとることも大切です。十分に水分補給をしながら、ゆっくりと身体を休めて下さいね。

この記事を書いた人

執筆者:菜月

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