断乳後のおっぱいケア│胸が痛い時・しこりがある時の対処法は?

断乳 ケア

「断乳後のおっぱいが痛い!どうケアしたらいいの?」

断乳後のおっぱいは、パンパンに張るしガチガチになって痛い‥。夜も眠れないし、子供を抱っこするのも辛いくらいですね。

断乳後は、どんなおっぱいケアをすれば楽になるのでしょうか。痛みを和らげる効果的な方法はあるのでしょうか。

・断乳時、胸が痛い時のケア方法は?
・胸の張り、しこりの対処法は?
・断乳後の乳腺炎を予防するには?

胸が赤く腫れたりすると、乳腺炎にならないか心配になりますね。断乳後のおっぱいケアのポイントと、胸の張る時・しこりができて痛い時の対処法などについて、まとめてみました、

断乳後の「おっぱいケア」方法

断乳後 おっぱい ケア

断乳をしても、しばらくは母乳が作られ続けます。脳に「もうこれ以上母乳を作らなくてもいい」というサインを送るためには、乳房にしばらく母乳をためておかなくてはいけません。

胸に長いあいだ母乳をためておくと、母乳の生産は止まっていきます。そのため、断乳後しばらくは授乳も搾乳もしないでおく必要があります。

授乳の回数を減らすなど卒乳前にできるだけ母乳の分泌を減らしておき、卒乳後は3日間母乳を絞らず乳腺を拡張させます。

すると「もう母乳を作らなくて良い」と脳から刺激が出て、乳児乳汁分泌が抑えられます。

3日後にたまった母乳を少しだけ絞り、乳管貫通法のマッサージを。さらに5日~1週間母乳をためて、また絞ります。これを3~4回繰り返しましょう。

引用:「母乳育児ミルク育児の不安がなくなる本」渡辺とよ子(主婦の友社)p.99

断乳後は母乳を胸に溜めておき、3日後と、5日~1週間後に搾乳するようにしますが、断乳後はとにかく胸が張ります。

胸の張り・痛みを感じたら、まずは乳房全体を濡れタオルで冷やしたり、湿布をしたりしてケアしましょう。

<断乳後のおっぱいケア>

・授乳も搾乳もせず、胸を刺激しないようする
・胸の張りが辛い時は、乳房を冷やしてケアする
・張り・痛みがある時は「圧抜き」を

また3日目、5日目に行う搾乳と同時に、「乳管貫通法」というケアをすると効果的です。「乳管貫通法」の詳しいやり方については「卒乳ケアについて│卒乳ママの「おっぱいケア」やり方のヒント3つ」をご参考に。

胸を冷やしてケアする場合、保冷剤や冷えピタなどで冷やしてもいいのですが、「キャベツ湿布」など自然な素材を使った手作り湿布もおすすめです。

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胸が痛い時・張る時のケア法は?

断乳 痛い

断乳後の3日間は授乳も搾乳もしないことが母乳の分泌を止めるコツですが、胸がパンパンに張って痛いのは辛いですね。

胸がパンパンに張ってしまったら、張りが和らぐ程度に軽く搾乳してもOK。しっかり搾るとまた母乳が作られるため、軽く搾ることがポイントです。

胸が痛い時の「絞り方」のコツ

母乳の出がよかったママほど、断乳後のおっぱいの痛みに悩まされるもの。胸の痛みや張りを緩和するためには、以下のような絞り方を試してみましょう。

どうしてもひどい痛みに耐えられないときは、両脇の下に手をおいて、胸の中央に向けて乳房を軽く前方に押し出してやり、そのあとで指で絞ります。

その後およそ7日間ほどたつと、完全に分泌が止まり、黄色くドロリとした乳汁が出てきます。搾乳して捨てると良いでしょう。

引用:「改訂版 母乳で育てるコツ」山西みな子(新泉社)p.226-227

断乳後に胸が痛い時は、乳房の圧を抜く「圧抜き」というケアも効果的です。詳しい圧抜きケアのやり方については、以下の記事をご参考に。

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いつまでも胸が痛い時は?

断乳後、冷やすだけで痛みが落ち着くママもいますが、胸の張りが長く続くママもいます。いつまでも胸の痛みが続くと、不安になってしまいますね。

やめる前の分泌状態にもよりますが、授乳を中止して翌日から大体3~4日目あたりが乳房の張りの山場です。

そのあたりから少しずつ張りがおさまってきますから、痛み具合を見ながら、冷やし方を控えて行きましょう。冷やさなくても痛みを感じなくなるまで、人によっては10日以上かかる方もあります。

引用「おっぱいでもっとらくらくすくすく育児」北野寿美代(MCメディカ出版)p.80

胸の張り・痛みのピークは、断乳後3日目・4日目頃だと言われます。5日目以降から胸の張りは次第に和らぎますが、痛みや張りがいつまで続くかには個人差があります。

湿布や濡れタオルで冷やしつつ、圧抜きケアを行い、できるだけ安静に。また食事量を減らし、高カロリー・高脂肪な食べ物を控えて、乳腺炎の予防をすることも大切です。

また血行がよくなると母乳の出が促されるため、断乳後しばらくは体を温めすぎないように注意を。お風呂に入って体を温めることは控え、シャワーだけで済ませましょう。

 

断乳後の乳腺炎のケアするには?

断乳 乳腺炎 ケア

断乳後に適切なおっぱいケアをしないと、乳腺炎になる恐れもあります。断乳が原因となる乳腺炎は、多くの場合「急性うっ滞性乳腺炎」です。

「急性うっ滞性乳腺炎」は、作られた母乳が乳腺に詰まってしまうことで引き起こされます。

<乳腺炎のサイン>

・胸が張る、痛い
・乳房にしこりができる
・発熱する
・寒気、頭痛がする
・黄色い母乳が分泌される

初期段階の乳腺炎は冷やすことでケアできますが、症状が悪化するようなら、早めに病院や助産院、桶谷式相談室などを訪れるようにしましょう。自分でケアするだけでは手遅れになることもあります。

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断乳後の乳房ケア│しこりの取り方は?

古い母乳を乳房内に残ったままだと、乳腺炎になる恐れがありますが、しこりが出来てしまうこともあります。

しこりは赤ちゃんに飲んでもらうと良くなると言われますが、断乳中はそれもできませんね。しこり解消のためには、「しこり圧迫法」というマッサージ法でケアしましょう。

「しこり圧迫法」

乳腺炎の原因になるしこりを圧迫して散らすマッサージ。痛みがなくても、しこりを感じたら行うといいでしょう。乳腺炎の予防にもなります。圧迫する時に指でしごかないで。

・しこりの部分に小指の付け根の下、手首のすぐ上の手の腹をあて、しこりを背中のほうへグッと押します。この時、しごかないこと。あくまでもしこりを押して散らすイメージで。

引用:「母乳育児ミルク育児の不安がなくなる本」渡辺とよ子(主婦の友社)p.24

断乳 乳腺炎 ケア

しこりの部分を散らすようにマッサージすることがポイントです。指でしごかないように注意してケアしましょう。

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葛根湯の服用も効果的!

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漢方薬「葛根湯」には、炎症や熱を抑える作用があるため、乳腺炎の予防や症状の緩和、しこりの解消などに効果的だと言われます。胸の張り・痛みが辛い時は早めに内服を。

ただ胸のしこりや痛みが長引く場合は、注意が必要です。セルフケアで解決しようとせず、症状が悪化する前に医療機関を受診するようにしましょう。

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断乳後には、適切なおっぱいケアを

断乳 ケア

乳腺炎などのおっぱいトラブルを繰り返すママは「早く断乳したい」と思うかもしれませんが、断乳したからと言って乳腺炎が治るわけではありません。

乳腺炎などのトラブルがある時は、むしろ子供に母乳を飲んでもらったほうが治りがいいのです。おっぱいトラブルがある時に断乳すると、病院での治療が必要になる恐れがあります。

断乳はママの乳房に乳腺炎などのトラブルがないタイミングを選び、適切なおっぱいケアをしながら慎重に進めましょう。

この記事を書いた人

執筆者:菜月

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