ポジティブな人、前向きな人になるための情報をお届けします。すぐネガティブに考えてしまう、マイナスな言葉が出てしてしまう、といった悩みはありませんか?考え方を前向きにすることは誰でもできます。ネガティブを克服し、ポジティブに生きるための方法を詳しくご紹介します!
ポジティブとは?ポジティブな人ってどんな人?
ポジティブという言葉は、よく「前向き」と同じ意味で使われることが多いですが、実はもっといろんな意味があります。 ポジティブは、肯定的、楽観的、積極的という意味だけでなく、建設的、確信がある、自信のある、などの意味もあります。 「ポジティブな人」と言えば、明るく前向きな人というイメージがありますが、詳しく見るといろんな面があることに気がつきます。
ポジティブな人の心理は、日常の行動にあらわれます。たとえば、ある人が仕事で上司から自分のミスを指摘されたとします。もし、その人がポジティブであればどのように反応するでしょうか。 「直すべきところがわかった。大きな問題になる前に教えてくれてよかった。これからはよく注意してミスをなくそう」と考え、さらによい仕事をします。 そして、自分と同じミスをくり返さないように、同僚にも上司から指摘されたことを教えてあげたりします。このようにポジティブな人は、物事を前向きにとらえるので、いつも気分がいいのです。
ポジティブな人を分析すれば、「自分にも、けっこうポジティブなところがあるかも」とか「あの人は、前向きな人だと思っていたけど、こういうところが前向きなんだな」といった新しい発見があるはずです。 またネガティブな人との違いもはっきりわかります。 仕事や人間関係、恋愛などにおいてポジティブであることのメリットはたくさんあります。ポジティブな人の特徴や心理をつかんで、充実した毎日にしていきましょう。
ポジティブな人の特徴
いきなりですが、あなたの周りに「あの人は、いつもポジティブだな」と思う人はいませんか?映画やドラマの主人公でもかまいません。 その人は、あなたの考えるポジティブな人を象徴しています。では、あなたはその人のどんなところがポジティブだと思いましたか? ポジティブな人の特徴はひとつではありません。あなたが選んだポジティブな人は、これからご紹介するいくつかの特徴をもっているはずです。
立ち直りが早い
ポジティブな人は、失敗したり嫌なことがあっても立ち直りが早いです。たとえ、一時的に落ち込むことがあっても、それを長く引きずりません。 ポジティブな人には、こうした跳ね返る力があるのです。リバウンドする力、ともいえます。心理学では、これをレジリエンスといいます。
人と比べない
人と比較して自分の方が劣っていても、ポジティブな人はそれほど気にしません。それをきっかけに発奮する場合もありますが、ポジティブな人にとって大事なのは「自分がどう思うか」であって、他人はあくまで参考にすぎません。
よく笑う
ポジティブな人は、よく笑います。その笑いが、周りにいる人まで明るくさせます。その場がネガティブな雰囲気でピリピリしていても、ポジティブな人が前向きな発言すると空気が変わって笑いが生まれたりします。
行動力がある
行動力があるのもポジティブな人の特徴です。失敗することを必要以上に怖がらないので、周りの人から「大胆な人」と思われることもあります。たとえ失敗しても、あまり重く受け止めず前向きにとらえます。
気持ちの切り替えが得意
ポジティブな人は、嫌なことがあっても「まあ、しょうがない。次がんばろう」といったように気持ちを早めに切り替えます。また、恥ずかしい思いをしたとしても、割とあっけらかんとしています。
人と話すことが好き
ポジティブな人は、人とのコミュニケーションを楽しみます。相手のよいところを見つけたり、ほめたりするのが上手です。また初対面の人と話をすることも嫌ではありません。
悪口を言わない
悪口を言う人は、ネガティブ思考になっています。しかし、ポジティブ思考の人はよいことを考えるので、他の人の悪い面をあれこれ言うのは嫌いです。ですから、自然と悪口が出てこないのです。
ポジティブな人の性格
ポジティブな人は、なぜいつもポジティブなのでしょうか? 実は、ポジティブな人の性格は、ただ明るいとか前向きといったものだけではなく、いくつかの性格が組み合わさってポジティブになっています。
楽天的
楽天的とは、人生に明るい見通しを持っている様子をいいます。また物事をよい方に考えることです。 ポジティブな人は楽天的です。困難に出会って落ち込むようなことがあったとしても、「なんとかなる」と考えて、くよくよしません。いつも「きっと、うまくいく」と思っています。
気さく
ポジティブな人は気さくな性格です。親しみやすく、気軽に話せる雰囲気があります。さっぱりした性格ともいえます。
寛容
ポジティブな人は、相手に共感することをためらいません。また違う意見の人や反論する人に対して、すぐネガティブに反応したり否定したりせず、まずは話を聞きます。そういう「心の安定感」のようなものがあります。 多くの人が恋愛対象に求める条件として、やさしさや寛容さが挙げられますが、ポジティブな人にはそうした一面もあります。
活発
活発さも、ポジティブな人によく見られます。たとえリーダーでなくても、ポジティブな人には他の人を引っぱる力があります。 また活発さは、むずかしい問題に取り組む際の粘り強さにもつながります。
未来志向
他の人から嫌なことを言われたり、不愉快な思いをすると、それをずっと覚えている人がいます。ですが、ポジティブな人は嫌なことを根に持たず、さらっと受け流します。 ポジティブな人の意識は未来の方を向いています。次にやってくる楽しいことやワクワクすること、やりがいのあることを考えます。
ポジティブになれる時の心理
ポジティブになりたいのになれない、前向きに考えようとしてもマイナス思考になってしまう、という人は多いです。 たとえば、「疲れがとれなくて愚痴ばかり言ってしまう」「疲れすぎて寝る準備をするのがめんどくさい」といった悩みはありませんか?こんな状態が続けば心も体も弱ってしまいます。 人は、どんなときにポジティブになれるのでしょう。今の状況を変えるヒントにしてみてください。
夢中になる
人は何かに夢中になることでポジティブになれます。 目の前のことに集中し、完全に入り込んだとき、脳は他のことを遮断します。これを心理学ではフロー、あるいはフロー状態といいます。「ふと気がつくと、いつの間にかかなり時間が経っていた」という経験はありませんか?これがフローです。 実は、夢中になっているとき、人は「いま自分はポジティブな状態である」とは考えません。ですが後になって、達成感や爽快感がポジティブな気持ちにさせてくれるのです。
やりたいことがある
やりたいことがあればポジティブになれます。興味や関心のあることをリストアップするだけでも、ワクワクするものです。 また、今すぐ実現できないことでも、やりたいことを調べたり準備をしたり計画したりするだけでもポジティブなれます。
夢や目標がある
夢や目標があればポジティブでいられます。 なぜ夢や目標が、人をポジティブにするのでしょう。それは夢や目標が未来に希望を持たせてくれるからです。 たとえば、あなたに大きな夢があるとしましょう。もちろん、そのときあなた自身はポジティブ思考になっているはずです。ですが興味深いのは、あなたの周りにいる人たちも自然とポジティブ思考になっていくということです。
好きな人がいる
好きな人がいれば、元気が出てくるし毎日が輝いて見えるものです。生活のいろんな面がポジティブに感じられます。 しかし、ポジティブになれる対象は意中の人だけではありません。好きなタレントやミュージシャンでもいいです。また、お手本になるような人、尊敬できる人でもよいでしょう。 その人を思い浮かべるだけでポジティブな力が出てくるものです。
ネガティブ人の特徴・性格・心理は?
ネガティブには否定的、悲観的、消極的などの意味があります。ネガティブな人というと、暗くて、どこかひねくれているようなイメージを持つ人が多いのではないでしょうか。 ネガティブな人は、みんなから好かれません。それはなぜでしょう?ネガティブな人が分かれば、人から嫌われないようにするためのヒントも分かるはずです。
悪口をいう
ネガティブな人は、ネガティブ思考です。つまり物事の悪い面を見ようとします。そういう人の発言は、他人の悪口や批判が多くなりがちです。 またネガティブな人は、自分に対しては甘いのに、他人に対してきびしく非難します。怒ることも多いでしょう。 ネガティブな人は、本音では「もっと自分を尊重してほしい」と思っているのに、周りの人がそれを認めず、言うことを聞かないので許せないのです。
他人に無関心
ネガティブ傾向の強い人は、他の人に無関心です。他人に関心がない、興味がないのは、つねに自分の都合を優先したいからです。相手の立場を考えるのが面倒だともいえます。 他人に無関心な人が、すべてネガティブな人というわけではありません。しかし、ネガティブな人は、重要なのはいつも自分だと思っているので、他の人に気配りしたり助けたりといった行為をあまりしません。
自分から動かない
ネガティブな人は、自分から動かない人が多いです。「失敗したらどうしよう」と考えすぎてチャンスを逃すこともよくあります。 ネガティブな人は受け身でいることで自分を守ろうとしているのですが、周りの人から見ると自分でわざわざ行動範囲をせまくしているように見えてしかたがないのです。 ネガティブな人の心理には、「失敗したり恥ずかしい思いをするかもしれない」という不安があります。なるべく被害を受けないために、考え方も行動も小さくしてしまうのです。
過去にこだわる
時間がたってもネガティブな人は、過去にこだわって前に進めません。 たとえば、ある女性が結婚を考えはじめたとします。相手はとても素敵な男性です。しかし、かつて別にお付き合いしていた男性とけんか別れしてしまったことを今でも悔やみ、それが心残りで結婚に踏み切れずにいます。 その女性は、「私が結婚したら、かつての男性はどう思うだろう?」「今でも私のことを恨んでいるかもしれない」などと考えます。このようにネガティブな人は、どうしたら幸せになれるかを考えず、一歩踏み出す勇気を持とうとしません。
言い訳をする
ネガティブな人は、よく言い訳をします。自分の間違いを認めたくないのです。 自分の間違いを認めることが悔しいからでしょう。あるいは、言い訳することで、それ以上責められたくないと思っているのかもしれません。いずれにしても、言い訳ばかりする人は嫌われます。
ポジティブな人とネガティブな人の違いは何?
なぜ人はポジティブになったりネガティブになったりするのでしょうか? 人間は、生まれながらにしてポジティブな人とネガティブな人に分かれているわけではありません。最初はみんな同じところからスタートしたはずです。 しかし私たちは成長するうちに、いつの間にかポジティブ傾向かネガティブ傾向の人になります。ここでは、その違いについて解説します。
信念が「ポジティブ・ネガティブ」を決める
ポジティブな人とネガティブな人の違いは、目に見える言動や性格だけではありません。その人の原動力の方向がそもそも違います。 その原動力になっているものが、信念です。信念は、性格の奥でその人を動かしています。生き方の行動指針といってもよいでしょう。 つまり、ポジティブな信念を持つかネガティブな信念を持つかで、その人の考え方に違いが出てくるのです。そして、その信念が特徴や性格、心理状態としてあらわれてきます。
信念とは?
信念とは、一貫してそれを正しいと思う態度です。その信念のもとに、私たちは考えたり行動したりします。 自己啓発の本などで、よく「信念を持て!」と書かれているのを目にしたことはありませんか?実は、すでにみんな信念を持っています。 たとえば、優柔不断な人には信念がないのかといったら、そうではありません。優柔不断でいることの信念がそこにあります。それは「常にいくつかの選択肢をもっておく」「観察者の立場でじっくり考える」などといった信念です。
なぜ人は「ポジティブ・ネガティブ」になるの?
ポジティブ思考もネガティブ思考も、その人の信念が関係しています。人は、いろんなことを見たり聞いたりしながら、ある種の信念に行きつきます。それは、その人にとって当然といえる結果です。 人が信念を持つのは、そうせざるを得なかった、あるいは自然の流れだったといえます。そうした中で、最終的に自分でそれを受け入れたと考えてよいでしょう。
ネガティブから抜け出せない理由
人は、基本的に変化を嫌います。ネガティブ思考をやめたい、マイナス思考をやめたいと思っても、すぐにコントロールできないのです。 人間には、心と体を一定の状態を保つしくみがあるのですが、それが邪魔をするからです。変わりたいと思っても、すぐに「なんとか今までやってこれたのに、無理やり方向転換するのは嫌だ」という心理が割り込んできます。 変化を避ける方が、その人にとっては安全だと思えるのです。ネガティブから抜け出せない理由は、それまでの安全な状態を維持したいと考えているからです。
変化を楽しもう
人は変化を好まない、という話をしましたが、逆に「楽しそうだ。変化してでもやってみたい」「失敗してもいいから挑戦したい」と思えることなら行動できます。 つらいことや嫌なことは長続きしません。変わりたいと思っても、変化の過程が苦しれば挫折してしまうでしょう。 大事なのは、楽しみながら変わることです。自分が元気になれること、ワクワクすることを見つけましょう。それらを行動に移すことで、自然と変化が起こります。
行動すれば信念が変わる
ポジティブ思考もネガティブ思考も生まれついてのものではありません。つまり、それはコントロールできるということです。 たとえ自分が過去いじめられっ子で人から嫌われ、劣等感があったとしても、それを逆手にとって「もっと人の心を知ろう。うまく人と関わる方法を研究しよう」と考えてもいいのです。 その場合、大学で勉強したり、セミナーに参加したり、人と話をしたりすることで信念が磨かれていきます。このようにポジティブな行動を増やせば、それだけ信念もポジティブなものに変わっていきます。
ポジティブに生きることのメリット
ポジティブに考え、ポジティブに生きることは、私たちにいろんなメリットをもたらしてくれます。ここでは、その代表的なものをいくつかご紹介します。
人に好かれる
ポジティブに生きる人は、多くの人に好かれます。なぜなら、ポジティブな人といると自分まで明るく、元気になったような気がするからです。 個人としていろいろ経験していくうちに、人は悪い方へ流されてしまいがちです。体力がなくなったり、仕事のストレスがたまったり、人間関係でつまずいたりして、だんだんネガティブな考え方に引きずられていきます。 しかし、ポジティブな人は違います。周りの良いところを見て、明るい考え方をします。みんなに好かれるのは、そういう人です。いつも明るく「おはようございます」と笑顔で声をかけてくれるような人をみんな求めているのです。
自分らしくいられる
ポジティブに生きることで得られるメリットは、自分らしくいられることです。ポジティブな人は、自分と他の人を比較しません。もし、自分が他の人より劣っているところがあってても、あまり気にしないのです。 他の人の収入や見た目、持ち物などをいくら羨ましがっても、その人と入れ替わることはできません。ポジティブな人はそれを知っているので、むやみに「負けるもんか!」などといって意地を張らないのです。 ポジティブな人は、自分らしく生きることが好きです。世の中は、同じような立場でたくさんの人が競争していますが、ポジティブな人は周囲に惑わされないので、自分らしく生きられます。
豊かになれる
ポジティブに生きるメリットとして、豊かさが挙げられます。ポジティブな人は積極的ですが、それは豊かになるための必須条件です。 たとえば、ある会社で大きな問題が起こったとします。このようなとき、ポジティブな人はうろたえたり落ち込んだりしないで「どうしたら立て直せるだろう」と考えます。そして、いろんなアイデアを出して問題を乗り切ります。 自分で解決するのがむずかしい場合、他の人の助けも必要になりますが、ポジティブな人はそれをためらいません。また会社では、日々いろんな問題が発生します。ポジティブな人にはそうした問題に立ち向かう精神力があるので、昇進しやすく収入も増えます。
ストレスに強くなる
私たちは「上司とのトラブル」のような日常的なストレスから「配偶者の死」といった非常につらく重たいストレスまで、数え切れないほどのストレスに囲まれて暮らしています。 ですから、落ち込んだり苦しんだりする人が増えても仕方がない面もあります。ですが、ポジティブになることで心が強くなり、ストレスに負けない人間になれます。心が強くなれば、人生のあらゆる場面で前向きに対処できます。 「嫌だ、やりたくない」と思うことでも、前向きに取り組めば前向きな結果が出せます。ふつうの人なら「失敗したから、もうダメだ」とあきらめるところを、ポジティブな人は冷静に対処法を考えます。このようにポジティブに生きることは、あなたの人生に大きなメリットをもたらしてくれます。
あなたはポジティブ?ネガティブ?診断してみよう
どの人にも、ポジティブとネガティブの要素があります。どちらか100%という人はめったにいません。ここでは今の自分がどの程度ポジティブ・ネガティブなのかチェックしてみましょう。 以下の項目を読んで「はい/いいえ」で答えてください。
- 失敗するかもしれないけど、やってみたいことがある
- 自分が成功しているイメージを描いている
- 人前で堂々と話ができる
- 人を喜ばせるのか好き
- 「自分は、結構いいところがある」と思う
- 今までの人生で感謝できることがたくさんある
- 自分を大切に思ってくれる人がいる
- いつも「成長したい」と思っている
- 落ち込みそうになったときは行動する
- 悪いことはなるべく早く忘れる
ポジティブ・ネガティブ診断は、いかがでしたか?「はい」が少なくても心配ありません。小さなポジティブ行動を続ければ、だれでもポジティブになれます。
ポジティブになりたい!前向きに生きるための方法は?
ポジティブな人やポジティブ思考について述べてきましたが、ここからはポジティブに生きるための具体的な方法をお伝えします。
寝る前にその日あった良いことを3つ思い出す
毎晩、寝る前にその日のことを思い返して、あなたにとってよいことを3つ考えてみましょう。なんでもよいので、ポジティブなこと、前向きなことを見つけてみてください。 それほど大きなよいことでなくてもいいです。たとえば、「今日は、雨がやんで空がきれいだった」とか「お笑い番組を観て笑った」といった小さなものでも大丈夫です。少しでもポジティブに思えたり前向きにな気持ちになれたら、それを数えてください。 大事なのは、「3つのよいこと」は3分間くらい時間をかけておこなうことです。よいことを見つけるのに、しばらく集中することがポイントです。それをおこなっている間、あなたの脳はどんどんポジティブになり、前向きな思考になります。
ネガティブをポジティブに変換する
ついネガティブな言葉を吐いてしまうことは、誰でもよくあるものです。でも、ポジティブになりたければ、その言葉を放ったらかしにしないことです。 ネガティブな言葉が出てしまったら、ポジティブな言葉になるよう言い換えてみましょう。たとえば、「忙しい」であれば「能力を発揮するとき」、「ミスをした」であれば「気をつけるところがわかった」といった感じです。 他の例でいえば、「落ち込んでいる」は「静かにすべき時間」、「最悪」は「最高の教訓」、「嫌い」は「〇〇の方が好き」などと変換できます。ちょっと頭をひねる必要がありますが、ポジティブ効果は高いです。
たくさん笑う
笑うことは、人をポジティブにします。笑いには、緊張をゆるめたりストレスを解消したりする効果があります。また医学的にも、笑いは健康によいとされています。 心理学では、気分が乗らないときでも、無理やり笑顔をつくることで楽しい気分になるという研究があります。これは脳が、「笑っているということは、いま幸せなはずだ」と勘違いするからです。 前向きに生きるためには、笑いは欠かせませんね。
やりたいことリストをつくる
ノートか紙を用意して、そこに自分の夢や目標、やりたいこと、克服したいことをリストアップしてみましょう。文字にすることで、自分の求めているものがよくわかります。また、やるべきことや進むべき道も見えてきます。 実は、成功者は、この「やりたいことリスト」を書いている人は多いです。なかには、「100個書いて、ぜんぶ実現した」という人もいるくらいです。 面倒くさいと思うかもしれませんが、ぜひ試してみてください。きっとポジティブになれるはずです。
学ぶことをやめない
前向きに生きるには、たくさん学ぶことです。「知は力なり」という格言がありますが、知っていることが増えれば、仕事やプライベートがもっと楽しくなるし、いろんな失敗も防げます。 学び続けることが、人生をポジティブにする秘訣です。読書だけでなく、耳学問(人の話をよく聞いて学ぶこと)もよいでしょう。視野が広がって新しいアイデアが出てきたり、だれかにアドバイスをして感謝されることもあるはずです。 人生には問題がつきものですが、知識があれば対処法がわかります。前向きに生きるためには、学び続けることが大きな力になります。
前向きになれる名言・言葉10選
すばらしい業績を残した人の言葉には説得力あります。そして彼らの言葉は、いつまでも色あせず、私たちをポジティブにしてくれます。ここでは、そんな彼らの前向きになれる名言・言葉を集めました。
ヘレン・ケラー
顔をいつも太陽のほうにむけていて。影なんて見ていることはないわ。
ゲーテ
とにかく、取りかかれば心が燃え上がるし、続けていれば仕事は完成する。
ウォルト・ディズニー
わたしたちは決して忘れてはならない。すべての始まりが一匹のネズミだったということを。
ラルフ・ウォルドー・エマーソン
人生はすべて実験である。実験を重ねれば、それだけいい人生になる。
手塚治虫
人を信じよ。しかし、その百倍も自らを信じよ。
ナポレオン・ヒル
3回続けて失敗しても、挑戦を辞めない人には、指導者の資格がある。10回続けて失敗しても、まだ辞めないで頑張る人には、天才の素質がある。
ジョン・F・ケネディ
惨めなまでに失敗する勇気がある人こそ、偉大なことを成し遂げる。
オスカー・ワイルド
楽観主義者はドーナツを見て、悲観主義者はドーナツの穴を見る。
岡本太郎
私は、人生の岐路に立った時、いつも困難なほうの道を選んできた。
アルベルト・シュバイツァー
私が悲観主義者か楽観主義者かの問いにはこう答える。私の知識は悲観的なものだが、私の意志と希望は楽観的だ。
ポジティブに生きる上での注意点は?
ポジティブに生きることは、たくさんのメリットがあります。しかし注意すべき点もあるので知っておきましょう。それは、慎重さです。 ポジティブ思考には、慎重さが必要なときもあります。たとえば、商売をしていて、売り上げが増えたので「この調子でどんどん広げるぞ!」と考えて、お店を増やした結果、手持ちの資金が底をついて倒産したケースもあります。 「ポジティブシンキングすれば、勝手にポジティブな結果が出る」というわけではありません。やはり結果に見合うだけの努力や計画性が必要です。薄っぺらのポジティブシンキングでは、すぐ壁にぶつかってしまいます。ポジティブさと慎重さをバランスよく使っていきましょう。
ポジティブに一歩進める
よく「人間は、矛盾する2つのことを同時に思うことができない」といわれます。もしネガティブ思考が出てきたら、それと戦うポジティブ思考を打ち出しましょう。 「私はポジティブになる!ポジティブに生きる!」という信念を大事にしたいですね。 今日も一歩前進したな、と思える小さな行動を心がけていきましょう!
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